トヨタ新型「ヴェルファイア」攻撃的な顔を持つ最上級ミニバン【ピックアップ!カーソムリエレポート】

【カーソムリエレポートって何?】
カーソムリエ検定に合格した『カーソムリエ』が、話題のクルマを実際に試乗して書いたレポート。それがカーソムリエレポートです。
本日はトヨタ新型「ヴェルファイア」をピックアップしてお届けいたします!
▼攻撃的な顔を持つ最上級ミニバン(カーソムリエ Zero Fighterさん)
▼動く応接室か?シアタールームか?(カーソムリエ Red lightさん)
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トヨタ新型「ヴェルファイア」
2015年1月26日にフルモデルチェンジをし発売開始された新型「ヴェルファイア」は“大胆・不敵”をテーマに、特長をより際立たせたエクステリアとしている。従来にはない新しい高級車の概念を創造することを目指し、「大空間高級サルーン」をキーワードとして開発された。高級セダンに引けを取らない、上質な乗り心地や優れた操縦安定性といった高い基本性能と、ゆとりに満ちた大空間を有するクルマとして、揺るぎない存在感を示している。
攻撃的な顔を持つ最上級ミニバン(カーソムリエ Zero Fighterさん)
総合評価:3.8/5.0
外観デザイン:3.4/5.0
インテリア:4.0/5.0
走りやすさ:3.7/5.0
-オススメポイント-
エクステリアは、全体的な印象として、先代モデルからのキープコンセプトデザインとし、背が高くボンネットを備えたいかにも高級ミニバン風のデザインであるが、アルファードの押し出し感の強いフロントマスクに比してベルファイアは、若者受けを狙った印象である。鋭く切れたヘッドランプ形状とフロントバンパーの末広がりな形状は、これはこれでこのジャンルのクルマの中での圧倒的な存在感を獲得している。
インテリアは、正統派高級ミニバンらしく室内長、幅、高さも申し分無く、一般グレードであっても、2列目のセパレート式シートは旅客機のファーストクラスのシートの様な豪華さを持ち、間接照明ともあいまり、下手な高級セダン等相手にならない程の豪華さを誇る。特に最上級グレードであるエグゼクティブラウンジは、価格相応の室内空間を演出し、その空間にいることの誇りと満足感を十分に満たしてくれる。
走行インプレッションは、率直に言うと2トン前後の重量級車に2.5リッターのエンジンでは、ややパワー不足であり、CVTではあるが、登り坂や追い越し加速等の場面において、4気筒エンジンが唸る安っぽさ感は、高級車には不釣りあいである。市街地走行のみならず、高速道路走行等も含め家族を載せて遠方へ出かける機会が多い方は、多少自動車税やガソリン代等の維持費が高くても、3.5リッターモデルをお勧めする。
パワーがある大排気量モデルの方が、アクセルを踏み込まずとも流れに乗った走行ができるため、運転者のみならず、乗車している総員がストレスなく目的地へと移動ができる。これでこそ高級車ではないだろうか。
また、今回のフルモデルチェンジにより、世界初の多くの装備が搭載されている。この辺りも新型を買う意味を持ち、所有する満足感を与えてくれる。最新にして、最上級で、最高のミニバンである。
-乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?-
同じ。
-不満点-
2.5リッターモデルのパワー不足は否めない。
-運転後の感想-
買うならば3.5リッターモデル。これならば後席同乗者のみならず運転者も楽しく、また高級感を十分に味わえるクルマ。
動く応接室か?シアタールームか?(カーソムリエ Red lightさん)
総合評価:3.1/5.0
外観デザイン:2.0/5.0
インテリア:3.5/5.0
走りやすさ:2.3/5.0
-オススメポイント-
◯「家か!」とツッコミを入れたくなるような豪華な内装装備。特筆すべきはやはりシート。助手席がリアドア横までの位置まで移動するわ、2列目シートが左右にも移動するわ、そのレイアウトの自由度といったら位置調整の範疇を超え、もはや「模様替え」。
さらに、700万円オーバーという価格の「エグゼクティブラウンジ」では2列目シートが飛行機のファーストクラスと見間違わんばかりの超豪華仕様に。その座り心地は一流企業の応接室に置いてあるソファーの如し。僕の家にあるリビングソファーよりも遥かに上等。
その他、大型天井イルミネーションが標準装備され、ヒカリモノもバッチリ。AV関連のオプションも充実。前後で違うコンテンツも楽しめるオプションも存在するとか。これはもはや、動く応接室かシアタールーム。
◯だいぶマシになった走安性。「高級車を自称しながら車軸式!?」と批判され続けたリアサスペンションを遂に刷新。その効果か、真っ直ぐ走っているはずなのに車体の横揺れが止まらなかった先代までの悲惨な直進安定性が改善されたうえ、皆無であったステアリングの手応えが僅かながら感じられるように。
正直個人的には先代までのアルファード、ヴェルファイアを「危険な車」と考えていたのだが、新型はその悪名を外す必要がありそうだ。そして先代アル・ヴェルを見てサスペンションをわざわざ改悪したホンダを出し抜く事にも見事成功。作戦か?
-乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?-
違った。
理由:先代までが酷過ぎたため、走りの出来は予想以上に良いと感じた。が、絶対評価で言うとまだまだ不満。とはいえ、足廻りの改良により、まだまだ伸び代があると思うので今後のチューニングに期待。
-不満点-
×エグすぎるデザイン。特に顔。見る人によっては◯だろうが、少なくとも「美しい」という形容詞から縁遠い存在であることに異論がある者はいないだろう。
×マシになったとはいえ、柔すぎて安定感に欠く足廻り。優しい乗り心地と背反するとはいえ、もう少し他にいいバランスが有りそう。
-運転後の感想-
先代までの走安性に対してメーカー自身も課題意識を持っていたことにホッとした。そして改良の成果は確かにあると考えていい。装備の豪華さに注力するのもいいが、こういった車の基本性能にちゃんと目を向ける改良は、トヨタの中で何かが変わろうとしている証拠として好意的に受け取りたい。
また、充実した装備品はさらに進化し、ミニバンとしての商品力は盤石。大型ミニバン市場における、トヨタの天下はしばらく盤石だろう。
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