トヨタ自動車、ITS専用周波数を利用した協調型運転支援システムを2015年に導入

予防安全パッケージToyota Safety Sense Pのオプションとして設定

右折時注意喚起通信利用型レーダークルーズコントロール(車車間通信を活用)

トヨタ自動車は、ITS専用の無線通信を活用した先進の協調型運転支援システムを、2015年に発売する予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense P」のオプションとして、日本国内向けの一部新型車に採用する。

本システムは、ITS専用周波数(760MHz)による路車間・車車間通信を活用したシステムであり、クルマに搭載したセンサーでは捉えきれない情報を取得することで、自律系の安全運転支援システムを補完し、さらなる事故低減に貢献する。

具体的には、見通しの悪い交差点周辺において、道路に設置されたセンサーが検知する対向車・歩行者の情報を路車間通信により取得するほか、クルマ同士の接近情報を車車間通信により取得することで、ドライバーに注意を促すなどの運転支援を行う。

また、車車間通信を採用した「通信利用型レーダークルーズコントロール」を開発。従来のミリ波レーダーによる先行車両との車間距離、相対速度の検知に加え、車車間通信により得られた先行車両の加減速情報を活用することで追従性能を高め、燃費向上や渋滞の解消などに貢献する。

トヨタは、本システムの早期導入をめざし、関係省庁や民間企業と積極的に連携を図り、開発を進めてきた。具体的には、2013年にITS GREEN SAFETY官民実証実験に参画し、システムの社会的効果と受容性を検証。今後も、2014年10月に設置されたITS Connect推進協議会への参画を通じ、円滑な導入と本格普及に向けた環境整備に取り組んでいく。

トヨタは、モビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロの実現」に貢献するため、安全技術・車両開発の方向性を示す「統合安全コンセプト」に基づき、車両に搭載された個々の安全装備・システムを研究・開発し、「より安全な車両・技術開発」に邁進するとともに、「交通環境整備への参画」「人に対する交通安全啓発活動」を通じ、交通安全への幅広い取り組みを強化していく。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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