マツダ新型「CX-3」をロサンゼルスショーで世界初公開

マツダ新型「CX-3」
マツダ新型「CX-3」マツダ新型「CX-3」

マツダは、2014年ロサンゼルスオートショーで新型「CX-3」を世界初公開した。

CX-3は、SKYACTIV技術と魂動(こどう)デザインを全面的に採用した、新世代商品の第5弾。圧倒的に上質かつ洗練されたデザインとユーザーの使いやすさを追求したパッケージング、マツダが一貫して追求する意のままの走りなど、人がクルマに求める本質的な価値を高次元で融合させた新型コンパクトクロスオーバーSUVである。

CX-3のデザインでは、洗練された美しさを追求する中で、「魂動」のDNAである生命感の表現を、よりシャープでスピード感を高めた造形へと進化させている。インテリアでも素材の質感に徹底的にこだわり抜き、圧倒的に上質かつ洗練された空間を造り上げた。走りの領域では、「SKYACTIV 技術」の全面採用と人の感性に合わせた造り込みにより、意のままに走る歓びと優れた環境・安全性能を実現する。

マツダ新型「CX-3」

パワートレインには、「SKYACTIV-D 1.5」と「SKYACTIV-G 2.0」を市場ごとに適切なラインナップで展開するとともに、新世代AWDシステムを採用し、力強くリニアな走行パフォーマンスと優れた環境性能を実現する。また、カーコネクティビティシステム「Mazda Connect(マツダ コネクト)」や先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」などの最新装備も幅広く搭載し、ユーザーの走る歓びを支援する。

マツダの最新のデザインと技術で造り上げたCX-3は、都会での街乗りからアウトドアまで、どんなシーンにも相応しい1台に仕上がっている。ユーザーの創造的なライフスタイルをサポートするマツダの新たな基軸車種として、2015年春より、日本から順次グローバルに販売を開始する予定。

【デザイン】最新の「魂動」デザインによる、洗練された美しさの追求

洗練された美しいデザインを追求しながら、デザインテーマ「魂動」をもっとスタイリッシュに表現したのが「CX-3」のデザインである。力強く生命感に満ちた造形の中に、車型や車格の枠に捉われることなく、デザイナー自らが欲しいと思うクルマの姿を純粋に表現した。

エクステリアは、美しさの基礎であるプロポーションを妥協無く磨き上げ、全身にわたり無駄な要素を徹底的に排除することで、美しさや先鋭的なイメージがストレートに伝わるように造りこまれている。インテリアでも、素材の質感表現に徹底的にこだわり抜き、上質かつ洗練された空間を実現している。

マツダ新型「CX-3」

▼エクステリア

・フロントビューはスタイリッシュなプロポーションに相応しい精悍さを追求。フロントグリルは、先端をシルバーに塗装した精緻な7本のフィンによって、横方向へ広がるエネルギーを表現。シグネチャーウイングは、全身に漲るスピード感のスタートポイントとして、削り出しの金属の強さをイメージした骨太かつ立体的な造形を実現。

・ターンランプをユニット外にレイアウトすることで、前方を鋭く見据える薄くシャープなデザインを実現したヘッドランプ。シグネチャーウイング先端とLEDの発光ラインを一体化させ、ロービームの発光面までシームレスに繋げることで際立つ、引き締まった表情。

・サイドビューは、フロントフェンダーの頂点をAピラーの付け根にまで後退させ、車格のイメージを上回るサイズ感を演出。ロングノーズの伸びやかな塊と、Dピラーをブラック塗装したスリークなキャビン、そして力を包み込んだような強さを感じさせるリアの塊という3つの要素に絞った上で造り込んだ、ダイナミックな変化に富んだ面造形。

・リアビューは、ライセンスプレートをリアバンパー上部に配置し、力強い塊感と同時にクリーンな印象が際立つショートオーバーハングのデザインを実現。

・研ぎ澄まされた金属感や緻密な硬質感を表現し、光によって表情が変化する新色「セラミックメタリック」を初採用。

・力強い走りとスタンスの良さを感じさせる大径タイヤの採用。また、ガンメタリック塗装の太いスポークによる立体的な造形と、切削加工による金属の鋭い輝きのコントラストが際立つ、18インチアルミホイールを設定。

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▼インテリア

・空間造形の統一感や素材の質感表現に拘りぬくことで、エクステリアに呼応する上質かつ洗練された室内空間を実現。

・包み込むようなキャラクターと高めのベルトライン、彫りの深い立体的な造形のドアトリムなどにより、気持ちのよい包まれ感と解放感を実現した前席空間。

・「Heads-up Cockpit」コンセプトに基づき、ドライバーを中心に操作視認系アイテムを配置。

・メーターフードにはソフトな表皮巻を採用。前緑部分のステッチの表現とともに洗練された雰囲気を醸成。

・ドアトリムのアームレストやセンターコンソールの二―パッドに取り入れたアクセントカラーのダークレッド、金属を削り出したかのようにシャープな造形のインナーハンドベゼルなど、パーツ1つ1つを質感高く磨きこんだインテリアクオリティ

・ピュアホワイトのレザーとオフブラックのラックススエードなど、異素材を組み合わせたコーディネートや素材が切り替わる部分に採用した細身のパイピングにより、洗練された空間を演出。

マツダ新型「CX-3」

【パッケージング】人間を中心とし、本当の使いやすさを追求

最新の鼓動デザインによるスタイリッシュなプロポーションの中に、十分なスペースを確保した上で、クルマのあるべき姿を目指してパッケージが造り込まれている。運転時に人が求める見晴らしのよさと同時に、乗降性の良さや低重心で安心して運転できる着座位置を実現するなど、クロスオーバーならではの使いやすさを追求している。

また、先進のカーコネクティビティシステム「Mazda Connect(マツダ コネクト)」も搭載し、ユーザーのアクティブなライフスタイルをサポートする。

▼ディメンションと居住性、乗降性

・市街地や駐車時でも扱いやすい車両サイズ、全長4,275mm、全幅1,765mm、全高1,550mm(シャークフィンアンテナ搭載、空車時)。ロングノーズのフロントオーバーハング310mm、塊感を感じさせるリアオーバーハング795mm、ホイールベース2,570mmとし、伸びやかなプロポーションと必要十分な居住性を実現。

・前席は、ショルダールーム、左右席間の距離、レッグルームに余裕を持たせ、体格差に関わらず乗員が快適に過ごせる室内空間。

・後席は、前席に対して着座位置を内側に、ヒップポイントを高めに設定することで、前方が見やすく、なおかつ対角線上の乗員同士が会話しやすいレイアウトを実現。

・前後席ともに最適なヒップポイント高を設定するとともに、サイドシルガーニッシュの構造やリアドアの後端下側の形状などを綿密に造り込み、体格差に関わらず優れた乗降性を実現。

マツダ新型「CX-3」

▼ドライビングポジション

・アイポイント高を約1,250mmに設定。すっきりとした見晴らしを楽しみながら気持ちよく安心して運転できる最適な着座位置を実現。

・ワイドな前方視界と同時に、アウターミラーをドアボディに取り付けることでフロントウインドウからミラー間の視界を確保。また、ベルトライン後部の高さやCピラー前後位置の綿密な設定に合わせて、クォーターウインドウの採用により、優れた後方視界を確保。

・フロントタイヤの前方配置、ペダル形状やペダル間距離の最適化により、ドライバーが自然に足を伸ばした位置にペダルのある理想的なドライビングポジションを実現。アクセルペダルにはオルガンペダルを採用

・ステアリングホイールからスムーズに持ち替えられ、操作時には楽に力を入れられる位置に設定したシフトノブ、パームレストを採用して安定した操作を可能にするコマンダーコントロールなど、操作デバイスの最適配置を追求。

・シートバックや座面の構造、ボルスターの形状と硬度を最適化した上で、シートバックと座面には振動吸収ウレタンを採用し、優れたフィット性とホールド性、快適な座り心地を実現。後席は長めのシートバックを採用することで、ゆったりとした着座感を実現。

マツダ新型「CX-3」

▼ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)、カーコネクティビティシステム

・安全性を最優先した新世代HMIを採用し、多くの情報を処理しながらも正しい姿勢で運転に集中できる「Heads-up Cockpit」コンセプトに基づいたコックピットを実現。

・アクティブ・ドライビング・ディスプレイや7インチセンターディスプレイ、コマンダーコントロールなど、ドライバーが必要とする情報と操作デバイスを、安全を優先した最適な位置にレイアウト。

・スマートフォン等と連携して、インターネット接続やコミュニケーションの機能をクルマでの移動中も手軽に、安全に利用できるカーコネクティビティシステム「Mazda CONNECT」を採用。Bluetooth接続によるハンズフリー通話やショートメッセージ受信機能、Aha by HARMANをはじめとするインターネットラジオなどにより、高い利便性を提供。

【ダイナミック性能】走りを自由に楽しめる卓越した性能

マツダが一貫して追求し続けている、意のままに操る気持ち良い走り。ドライバーの運転操作に対して、クルマが思い通りに応答することは、単なる速さや力強さだけでは得られない、人馬一体の走る歓びにつながる。この考えのもとCX-3では、街中での扱いやすさや高速道路での安心感はもちろんのこと、特に郊外の緩やかなカーブが続くような道を思いのままに楽しめることに注力。SKYACTIV技術を全面採用し、人の感覚に合った特性にこだわってチューニングすることで、ドライバーの意思に対してリニアかつ軽快にクルマが応答する、まさに人馬一体の操縦安定性を造り上げた。

パワートレインは、「SKYACTIV-D 1.5」と「SKYACTIV-2.0」を市場ごとに適切なラインナップで展開するとともに、新世代AWDシステムを導入。力強くリニアな走行パフォーマンスと優れた環境性能により、自由に走りを楽しめるダイナミック性能を実現している。

マツダ新型「CX-3」

▼シャシー&ボディ

・サスペンションとステアリングの機能を徹底的に見直すことで、意のままの走りとともに、快適性や安心感も大幅に高めたSKYACTIV-CHASSISを採用。自然なレスポンスでコントロールしやすく、高速走行でも安心して運転できるよう、きめ細かなチューニングを実施。

・軽量パッケージング効率の高いトーションビームアクスル式リアサスペンションや摩擦特性を最適化した前後ダンパーの採用などにより、リニアな操縦性と質感高い乗り心地を実現。

・市街地走行でのキビキビ感は保ちつつ、郊外のワインディングや高速道路では安定して操作できるステアリングシステム

・低中速域での車速のコントロール性と、高速・高G領域での効きの良さを発揮するブレーキングシステム。

・衝突安全、軽量化、高剛性という、相反する3つの要素を高いレベルで実現するSKYACTIV-BODYを採用。基本のアーキテクチャーをよりシンプルなレイアウトで造り込み、効果的な高張力鋼板の配置や断面形状の最適化により、高い剛性と減衰性を感じられる軽量ボディを実現。

・ボディ全体や各部材への高張力鋼板使用比率は、全体の63%。また、超高張力鋼板(780MPa以上)の使用率は29%で、超高張力鋼板の中でも、1,800MPa級の鋼板の使用率は4%。

マツダ新型「CX-3」

▼NVH性能/空力性能

・サスペンションの共振コントロール、エンジンマウントの取り付け位置や形状と硬度のチューニング、遮音材・吸音材の最適配置により、優れた静粛性を実現。

・AWD車には、リアフレームをつなぐクロスメンバーへの補強材の追加や、タイヤパンのビード形状最適化などの対策を加え、振動・騒音の発生と車体への伝達を抑制。

・最新の数値流体力学を用いた解析シミュレーション技術の活用により、空力パーツを最適な位置に設定。走行性能と燃費性能の向上に貢献する優れた空力性能を実現。

▼パワートレイン

・ガソリンエンジンにはSKYACTIV-G 2.0、ディーゼルエンジンにはSKYACTIV-D 1.5を市場ごとに適切なラインナップで設定し、リニアで力強い走行パフォーマンスと優れた環境性能を実現。

・トランスミッションは、低燃費でMTのようなダイレクト感とスムーズで力強い加速性能を実現した6速ATのSKYACTIV-DRIVE、軽快なシフトフィールを実現し燃費性能にも貢献する軽量・コンパクトな6速のSKYACTIV-MTをラインナップ。

・CX-5から導入を始めたアクティブトルクコントロールカップリング方式の新世代AWDシステムを設定し、優れた走破性と車両の安定性を実現。センサー信号を使ってドライバーの意図と刻々と変化する走行状況を正確に検知する、世界初の前輪スリップ予兆検知システムを採用。また、Mazda2で新開発した小型・軽量のパワーテイクオフとリアディファレンシャルユニットを搭載。

マツダ新型「CX-3」

【安全性能】CX-3のすべての楽しさを支える、世界基準の安全性能

マツダの安全思想「Mazda Proactive Safety(マツダ・プロアクティブ・セーフティ)」に基づき、早期からリスクの芽を摘むことで事故の可能性を最小化し、ドライバーが安全かつ安心して運転できる状態を最大化することを徹底して追求している。リスクの認識を支援して被害の低減を図るアクティブセーフティでは、街中から高速走行、ワインディングロードなど、どんなシーンでも安心して走りを楽しめるよう、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を搭載した。

パッシブセーフティでは、高強度・安全ボディSKYACTIV-BODYを基本に、シートベルトやエアバッグシステムなどの乗員保護機能、そして歩行者保護性能の造り込みに注力。世界の衝突安全評価を高いレベルでクリアし得る、優れた安全性能を実現している。

マツダ新型「CX-3」

▼アクティブセーフティ

・街中から高速走行、ワインディングロードなど、どんなシーンでも安心して走りを楽しめるよう、ミリ波レーダーなどの検知デバイスを用いた先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を搭載。

・あらゆる方向からの衝突エネルギーを効率的に吸収してキャビンの変形を抑制する高強度・安全ボディSKYACTIV-BODYを採用。各国の衝突安全評価を高いレベルでクリアし得る優れた衝突安全性能を実現。

・各種エアバックや頭部をしっかりと支えるフロントシート構造、ドアトリムアームレストの衝撃吸収構造など、万一の際に備えたきめ細かな安全装備・機構を採用。

参考展示車 主要諸元

【北米仕様】(開発目標値)

全長×全幅×全高(inches):168.3×69.5×61.0/ホイールベース:101.2 inches/エンジン:SKYACTIV-G 2.0 直噴ガソリンエンジン/トランスミッション:SKYACTIV-Drive 6速オートマチックトランスミッション/タイヤ:215/50R18/乗車定員:5名

【日本仕様】(開発目標値)

全長×全幅×全高(mm):4,275×1,765×1,550/ホイールベース:2,570mm/エンジン:SKYACTIV-D 1.5クリーンディーゼルエンジン/トランスミッション:SKYACTIV-MT 6速マニュアルトランスミッション/タイヤ:215/50R18/乗車定員:5名

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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