マツダ デミオ『デミオにディーゼル、果たして?』【ピックアップ!カーソムリエレポート】

【カーソムリエレポートって何?】
カーソムリエ検定に合格した『カーソムリエ』が、話題のクルマを実際に試乗して書いたレポート。それがカーソムリエレポートです。
本日は マツダ デミオをピックアップしてお届けいたします。
▼『デミオにディーゼル、果たして?』(カーソムリエ kazuさん)
▼『質感高くコストパフォーマンス最高!』(カーソムリエ ダサい車はイヤさん)
マツダ デミオ
これまでの新世代商品で培ってきた思想や技術のすべてを、進化させつつコンパクトなボディに凝縮することで、セグメントの常識を超える高い機能と価値を提供。「魂動」に基づくデザインでは、クラスを超える存在感と生命感を実現。また「SKYACTIV技術」では、これまでの新世代商品の設計思想をベースにコンパクトカー向けに新開発したエンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーなどにより、走る歓びと優れた環境・安全性能を両立する。搭載するエンジンは、2.5リッターガソリンエンジン並みのトルクフルな走りと優れた燃費・環境性能を両立する新開発の小排気量クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」のほか、新世代高効率直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」、「SKYACTIV-G 1.3」を市場毎に適切なラインナップで展開。国内市場には「SKYACTIV-D 1.5」と「SKYACTIV-G 1.3」を導入する。
『デミオにディーゼル、果たして?』(カーソムリエ kazuさん)
総合評価:4.0/5.0
外観デザイン:5.0/5.0
インテリア:3.8/5.0
走りやすさ:4.3/5.0
-オススメポイント-
外観や内装については、ガソリンタイプと同じなので、レポートもそちらに譲るとして、肝心な走りはどうか?について書きたいと思う。
デミオは、このカテゴリーでは初となるディーゼルを搭載したモデルを用意した。この1.5リッター、シングルターボのディーゼルエンジンは、105ps、25.5㎏mを発揮する。トルクにいたっては、ガソリンエンジン車で言えば2500ccクラスのトルクである。これが、こんな小さなボディに積まれているのだから、力強くないわけがない。
実際、追い越し時や、停止状態から加速しようとする瞬間のトルク感はすごい。小さなコンパクトカーとは到底思えないレベルである。さらにすごいのは、低回転だけのトルク感なのかと思いきや、意外と上まで回り、上でもトルク感に衰えがないことだ。つまり、実用域プラスαの範囲ならどのタイミングから加速しても大トルクが乗り、モリモリ走ってくれる。この力強さは頼もしい。
音振に関しては、確かにディーゼルであることを意識させられる。乾いたカラカラという音も聞こえるし、ハンドルに伝わってくる振動もある。そういったところは気になる人は気になるかもしれないが、個人的にはさほどでもなかった。というか、乗っているとそのうち慣れた。
正直、このサイズの車にここまでのトルクが必要なのか?と言われると疑問だが、燃費もリッター26.6キロとガソリンタイプよりもさらに良く、燃料費の安さも考えると、ディーゼルを選ぶ人はそれなりの数いるのかもしれない。
残念なのはハンドリングだ。ディーゼルはガソリンより100㎏重く、その重さはほぼ全部エンジン重量の差であり、まんまフロントヘビーになっているわけだ。前後重量配分は、なんとフロント770㎏、リア370㎏だそうだ。1000㎏程度の車におけるフロント100㎏増は相当大きい。
実際乗り比べてみると、通常スピードでのゆったりしたハンドル操作においては特別意識しないが、スピードが乗った時や急なハンドル操作の際には、はっきりとフロントヘビーを実感する。旧モデルからデミオは、軽いボディと回頭性の高さに定評があったが、このディーゼルに関してはハンドリングについては目を瞑らなければならない。
-乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?-
同じ。
-不満点-
ディーゼルは、ガソリンモデルより30万も高い。もはや200万クラスの車だ。これだけ高いとなると、いかにディーゼルにメリットがあったとしても、いざ買うとなると躊躇してしまうかもしれない。「本当に30万もの価値があるのだろうか?」と考えてしまうだろう。
このへんは人によって捉え方が様々だから、これが正解というものはないが、私個人が買うとしたら、おそらくガソリンモデルを選ぶように思う。
費用対効果の点で一番優秀なのは、やはりガソリンの方で、デミオという車の性格上からもガソリンの方が合っているように思うから。
しかし、こういったコンパクトカーに小さなディーゼルエンジンを載せたという試みは素晴らしい。
こういうチャレンジをサクッとやってしまうところが、今のマツダの勢いなのだろう。
-運転後の感想-
コンパクトカーにディーゼルエンジンという組み合わせは、とても興味深く、試乗する日もずっとワクワクしていた。で、乗ってみてどうか?であるが、「良い面も悪い面もあるが、こういうグレードがあってもいいと思う」というのが、正直な感想。
良い面は、やはりコンパクトカー離れした怒涛のトルクと、ランニングコストの安さ。悪い面は、音振系とフロントヘビーなことと、値段が高いこと。
このへんの要素を一つ一つどう捉えるかで、ディーゼルを選ぶかどうかが決まってきそうだ。 先にも書いたが、自分ならガソリン&ATの組み合わせを選ぶ。これが費用対効果の点で一番優秀なモデルだと思う。
ディーゼルの価格がガソリンに対してプラス10万円くらいだったら、ディーゼルを選ぶかもしれない。
ディーゼルは価格の面でもう少しどうにかならないのだろうか。
『質感高くコストパフォーマンス最高!』(カーソムリエ ダサい車はイヤさん)
総合評価:4.2/5.0
外観デザイン:4.2/5.0
インテリア:4.1/5.0
走りやすさ:5.0/5.0
-オススメポイント-
2014/10/11新型デミオ発表試乗会へ行ってきました。
まずはデザインがとてもいいと思います。よく考えて作りこまれていました。もちろんデザインだけの車ではなく、細部まで使いやすさにもこだわって作られています。絶対試乗の価値があります。たとえばサイドミラーは右左折時の死角を減らすように設置されていました。ドアも剛性を感じられる作りです。今回試乗したのはガソリン車で最上級モデルの13S L PACKAGEです。室内に入ると革のにおいがします。白を基調としたシートは体をしっかりと包み込み、安心して運転を楽しむことができます。よく軽自動車でフラットなシートを作っているメーカーもありますが、これは全くの別物です。
そして走りの面についても満足いくものでした。まずおどろいたのは加速の仕方です。1.3Lのエンジンとは思えない低回転域でぐんぐん加速していきます。アクセルをあまり踏み込まずに加速していき、回転数も2000回転を超えずになめらかに変速、そして力不足を感じさせず加速していきます。今までの常識を覆す面白い車だと思います。エンジンとトランスミッションのセッティングに磨きをかけ、効率を上げた結果だと思いました。
サスペンションは固めのセッティングです。揺れを殺すのではなく、素早く止めるようなセッティングになっていました。目で見えるところだけでなく、見えないところもちゃんと作られている素晴らしいパフォーマンスだったと思いました。
-乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?-
違った。
理由:本体価格170万の車とは思えない、作りこまれた車だったということです。
-不満点-
ほとんど不満という不満はありません。しいて言えば、後部座席の左右のホールド感は素晴らしいのですが、真ん中はその分盛り上がっていて、大人の人が長時間座るにはどうかなと感じました。後席のパワーウインドーは全部は下がりません。少しガラスが残ります。
後部座席のドア周りの樹脂製の素材は少し安っぽさを感じてしまいますが、はっきり言って取るに足りない些細なことでした。ボンネットには吸音材を使っていませんでしたが2重のパッキンのようなものでエンジン音を感じさせません。
-運転後の感想-
スイフトRS に乗っていますが、違和感なく乗り換えられます。コストパフォーマンスはとても高いです。ディーゼルエンジンならばさらに満足度は高いだろうと思いました。
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