ホンダ、メキシコ新四輪車工場が稼働開始
ホンダのメキシコにおける二輪・四輪・汎用製品の生産販売会社であるホンダ・デ・メキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイ(以下、HDM)は、グアナファト州セラヤ市近郊で、新四輪車工場である第二工場の稼働を開始し、これを記念した式典を開いた。メキシコ大統領をはじめとする連邦政府関係者や、地元関係者が訪れ、ホンダからは代表取締役社長執行役員の伊東孝紳氏などが出席した。
新工場のフル稼働時の年間生産能力は20万台で、これにより北米におけるホンダの年間四輪車生産能力は192万台に拡大する。
新工場は、今後さらなる需要の拡大が見込まれる小型車の生産に特化しており、メキシコを含む北米仕様の新型「フィット」を生産し、2014年後半にはスモールSUVの生産も開始する予定。さらに、グローバルの生産拠点の一つとして、その他の地域への供給も検討している。
また、ショートプロセス高機能塗装技術など埼玉製作所寄居工場の最新生産技術を導入するとともに、人の手によるもの造りの技術を最大限に活かした「『先進技術を用いた自動化』と『人の技術・技能』の融合による高い生産効率の実現」を図っている。さらに、メキシコの既存工場で積み重ねた現地オペレーションのノウハウやグローバル調達ネットワークの活用、部品の現地調達の拡大によって高品質な製品を求めやすい価格で届ける体制を築いている。そして、新工場では省エネルギー設備を導入し、グリーンファクトリーを実現している。
新工場への投資は約8億USドル(約816億円)、従業員数はフル稼働時で約3,200名を予定。2015年後半には、同じ敷地内に現在建設中の新トランスミッション工場が稼働を開始する予定で、メキシコ国内を含む北米地域での現地調達率を最大化して、さらなる高効率生産体制を確立する。これにより、海外初のエンジン、トランスミッション、完成車組立の一貫生産工場となる。
新四輪車工場と新トランスミッション工場を合わせると、総投資額は約12.7億USドル(約1,295億円)、従業員数は2016年10月時点で約4,700名となる見込みである。
新工場での新型「フィット」生産開始により、ホンダはサブコンパクトカーからライトトラックまで、北米で販売する主要クラスの基幹車種を北米地域内で生産することになる。これによって、北米における事業基盤のさらなる強化を図っていくとしている。
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