シトロエン、新パワートレインを搭載した「C3」・「DS 3」を発売

～新エンジン＆トランスミッションで燃費を 57%改善～

プジョー・シトロエン・ジャポンは、シトロエンの5ドアコンパクトハッチバック「C3」と、5ドアコンパクトハッチバック「DS3 Chic」に、新開発のパワートレインを搭載し、「C3」は2月17日から、「DS3 Chic」は2月24日から発売を開始する。

新パワートレインは、1.2リッター3気筒エンジン、ETG5トランスミッション、ストップ＆スタートシステムの3つを組み合わせ、乗る人が心から満足できるドライビングと経済性を追求したシトロエンの新しい原動力である。

頭上まで広がる広大な“ゼニスフロントウィンドウ”が特徴のシトロエンの5ドアコンパクトモデル「C3」は、昨年7月にフェイスリフトを行い、さらに個性的なエクステリアへと一新した。今回の新パワートレイン搭載に伴い車両重量は約70キロ軽量化され、燃料消費量はJC08モードにおいて旧モデル（1.6L4AT）より約57%アップし19.0km/Lへと改善されている。

「DS3」は2010年のデビュー以来、グローバルで着実に販売実績を挙げているシトロエンの人気3ドアハッチバックで、ボディカラーとルーフやドアミラー、ダッシュボードの色を組み合わせることのできるビークルパーソナリゼーションが特徴のモデル。

また、「DS3 Chic」は今回の新パワートレインの搭載に伴い燃料消費量はJC08モードにおいて旧モデル（1.6L4AT）より約49%アップし18.6km/Lへと改善されている。なお、Chic（ETG5）およびSport Chic（6MT）にHiFiオーディオ（8スピーカー）が標準装備。新カラーコンビネーションのブランバンキーズ＋ブルアンフィニも、ラインアップに加わっている。

「C3」・「DS3 Chic」共に、大幅な燃費の向上（12.1km/L→19.0km/L：JC08モードで約57%up）が実現した。その要因としては、燃料消費量とCO2排出量を低減したPSAグループ新開発1.2リッター3気筒DOHCエンジン「EB2を」搭載したこと、そして、ダイレクトなレスポンスと省燃費性能を合わせ持つ「ETG5」（オートマチックモード付エフィシェント・トロニック・ギアボックス）や、不要なアイドリングを抑制し燃費向上に寄与する「ストップ＆スタート」システムを搭載することが挙げられる。

新パワートレインの特長

＜新開発1.2L 3気筒エンジン「EB2」＞

PSAプジョー・シトロエン・グループが次世代を担うエンジンとして開発し、Bセグメントの新型車に搭載する1.2リッター3気筒DOHCのエンジンが「EB2」である。エントリーレベルのパワーユニットとして最高出力82ps/5,750rpm、最大トルク118Nm/2,750rpmという優れたパフォーマンスを発揮しながらエンジン単体の重量より約20%減量し、サイズもコンパクト化された。

また、EB2はフリクションロスを約30％低減、滑らかで効率的な作動とともに静粛性と耐久性にも優れている。燃焼効率を最適化するための無段階可変バルブタイミング（VVT）の搭載や、エンジンオイルが最適な作動圧を得られるよう容量可変式のオイルポンプを装備するなど細部にわたり改良された。高効率、高出力、縮小化を高次元で実現した新世代エンジン。

＜新開発トランスミッション「ETG5」＞

オートマチックモード付5速ETG(Efficient Tronic Gearbox=エフィシェント・トロニック・ギアボックス)は、PSAプジョー・シトロエン・グループが新たに開発した軽量かつコンパクトなトランスミッションとなっている。

オートマチックモードと、パドルシフトによるマニュアルモードによってリニアなレスポンスとダイレクトな走行感覚を生み出す。また、スムーズなギアシフトプログラムと操作性に優れたクリープ機構、ヒルスタートアシスタンスなど扱いやすい機能も持ち合わせている。

＜「ストップ＆スタート」システム（アイドリングストップ機能）＞

走行中の交通渋滞や信号待ちなどでブレーキを踏み車両が完全に停止すると、エンジンが自動的に停止。ブレーキを話してアクセルを踏めば、シフト操作不要で再びエンジンが始動する。不要なアイドリングを抑制し、燃費向上や騒音の低減に貢献する。

またダッシュボードに備えられたECOスイッチによって任意に機能を停止させることもできる。