トヨタ、ナビゲーション盗難対策への取り組みを強化
15日(月)、トヨタは、販売店装着オプションとして販売しているナビゲーションの盗難対策の強化を発表した。ユーザーが中古購入もしくは譲渡したナビゲーションにパスワードがかかっていて、販売店に対して解除の依頼があった場合に、システムが盗品を判別。盗品が流通してしまうことを防止するとともに、警察の迅速な捜査や防犯活動に協力する。
具体的には、トヨタが古物営業法施行規則(第22条)にのっとり、愛知県公安委員会から全国の車両及びナビゲーション盗難被害リストの提供を受け、ユーザーからパスワード解除依頼を受けた際、ナビゲーションに記録されているシリアルナンバー(製造番号)を被害リストと照合。盗品と判明した場合には、販売店から警察へ通報し、購入経路の確認などの対応を行う。警察庁の盗難被害リストは毎日更新され、トヨタから最新情報をリアルタイムで販売店に通知することで、迅速な対処が可能となる。
車上・部品狙いで、ナビゲーションの盗難は最大の割合を占めている。トヨタは盗難防止のため、車内への侵入を防止するオートアラームを標準またはオプション設定しているほか、ナビゲーションの新モデル発売にあわせ、ナビゲーション本体の初期設定時パスワード設定や、盗難防止用ロックボルトの標準化など、様々な対策を講じてきた。今回導入するシステムは、パスワード設定機能がある2007年以降発売のナビゲーションであれば、盗品の判別が可能であり、盗難抑止効果の向上が期待できる。
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