豪華なだけじゃない! 新型ランドクルーザー300の内装は悪路での機能性を最優先に考えられたレイアウトだった
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:島村 栄二・TOYOTA
2021年8月の発売前から話題沸騰中の「トヨタ 新型ランドクルーザー300」。ここで改めて新型の進化ぶりについて、シリーズでご紹介していきたい。今回は内装、機能面についてチェックする。豪華な標準モデルに加え、スポーツモデル「GRスポーツ」の内装も併せて見比べてみよう。
豪華さがウリのランドクルーザー最高峰シリーズに新たな一面を魅せる「GRスポーツ」も新設定
2021年8月2日(月)、14年ぶりのフルモデルチェンジを実施したトヨタ ランドクルーザーシリーズの最高峰モデル「ランドクルーザー300」。世界中の道なき道で愛されてきた高い信頼性や耐久性、悪路走破性といった伝統はそのままに、新型では機能を大幅に進化。運転しやすさや疲れにくさの面でも進化を遂げた。
いっぽうで今回のフルモデルチェンジでは、砂漠でのラリー参戦のノウハウをフィードバックした新シリーズ「ランドクルーザー GRスポーツ」も追加。豪華さがウリだったランドクルーザー最高峰シリーズに、また新たな一面も魅せてくれた。
仕立ては豪華だが形状は至ってシンプル! 機能を最優先させた水平基調の内装デザイン
今回は新型ランドクルーザー300の内装について紹介しよう。
立派な仕立ての豪華な内装だが、形状自体は非常にシンプルである。これは、見晴らしが悪く厳しい環境下での悪路走破性を最優先に考えた為。新型ランドクルーザー300の内装には、視界を妨げない水平基調のデザインが与えられたのだ。
そのいっぽうで、最新モデルに相応しい先進技術も多数採用されている。
インパネ中央に鎮座するのは、12.3インチの大型ワイドディスプレイ。ナビやオーディオ、エアコン操作といったインフォテイメントシステムに加え、悪路での視界をサポートする「マルチテレインモニター」も装備し、ボンネットや後輪の先にある路面状況をバーチャルでみせてくれる。
このほか、AUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCKの6つの走行モードから選べる走行支援機能「マルチテレインセレクト」も機能ごとに画面表示がなされる。
悪路の走破性をさらに高める専用装備の電子制御スタビライザー「E-KDSS」を搭載したGRスポーツ
新型ランドクルーザー300の新シリーズ「GRスポーツ」は、外観上は通常モデルに比べ機能性を優先し、さらにシンプルさを増しているが、内装は最上級グレード「ZX」に準じた機能を備える。
これに加え、走行性能を高める装備として「E-KDSS(エレクトリック キネティック ダイナミック サスペンション システム)」をGRスポーツのみ標準装備する。これは、走行安定性を高める前後のスタビライザーに電子制御を加えたもので、世界初採用の機能だ。
スタビライザー効果で舗装路でのコーナリング時などで車体のロール(横揺れ)を抑えるいっぽう、悪路ではスタビライザー機能を自動的にフリーにする。悪路でサスペンションを伸びやすくすることでタイヤが路面から浮きにくくし、走破性やフラット感が得られるようにしたのだ。
このように最先端の技術満載な新型ランドクルーザー300。しかしその技術は全て、厳しい環境下でも安全かつ確実に走破するための機能が最優先され設計されている。世界中の道なき道で愛されてきたランドクルーザーシリーズの伝統は、新型でもしっかり守られているのだった。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:島村 栄二・TOYOTA]
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