安定した人気のアルファード、新型では「非オラオラ顔」を求む声【みんなの声を聞いてみた】
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
Lサイズミニバンで圧倒的なシェアを誇るトヨタ アルファード。3代目にあたる現行モデルは2015年1月に登場し、既に丸6年が経過。一部ではオラオラ顔と忌み嫌われながらも、未だ販売ランキングでは上位を占める。最近では、新型登場の噂もちらほら聞こえてきているアルファードだが、SNSではどのような声が挙げられているのか振り返っていく。
コロナ渦でも変わらぬ人気を誇る王者・アルファード
高級Lサイズミニバンで現在も大人気の車種、トヨタ アルファード。
2021年8月の新型車販売ランキング(自販連調べ・軽自動車除く)でも6位に位置し、月販6483台を記録している。コロナ禍の影響もありつつ月販1万台以上を記録していた今年3月までと比べるとだいぶ落ち込んだかにみえるが、2021年4月に行ったマイナーチェンジ後、6月では9151台、7月では8964台と復調の兆しを見せている。
現在、新たに半導体問題が深刻化し、アルファードに関わらず他の新型車も軒並み販売台数を落とす中、アルファードの月販台数・順位は現状維持ができていると考えられる。
現在は、7・8月に行われた生産稼働調整が引き続き9月も行われるアルファード。7月末時点では、通常ガソリンモデルであれば2ヶ月、ハイブリッドモデルでは3ヶ月程度だった納車期間が、最上級グレードに関しては最長で4ヶ月程度の時間を要するとしていたが、今後はさらに納車までの期間が長引きそうだ。これが今後の販売ランキングにどれだだけ影響してくるのか気になるところ。
相変わらずオラオラ顔に不満も、内装は高評価
早期の生産稼働回復に期待したいアルファードだが、改めてオーナーや購入検討者など、同車を支持する声などをSNS上で確認してみた。
まずは、アルファードについて回る声としてもはや当たり前となっている、存在感の強いフロントマスクからくるネガティブな声。
「乗っている人の印象が悪い」
「こんなに至れり尽くせりなクルマなのに、イメージって大事」
「Lサイズミニバンの傑作なのは間違いないものの、ユーザー自らがこのクルマの持つブランドを下げている」
など、相変わらずの声が並ぶ。
逆にアルファードを支持する声としては、
「外見は嫌いだけど内装は割と好き」
「自分で運転したいとは思わないけど、乗せてもらうには最高のクルマ」
「やっぱり2列目の席が最高に快適」
「コスパ高過ぎ。価格だけ見ると高いとか言われがちだけど、このパッケージングであの価格は売れるのわかる」
といった声が挙がっている。やはり高級感と快適性の高い内装はポイントが高いようで、それに対して価格はバリュープライスと捉えられているようだ。
ライバル勢からの乗り換えオーナーの声も
また、その他には、
「エルグランドが全然フルモデルチェンジしないから乗り換えた」
「新型エルグランドをもう待つことができずアルファードに移った」
「エルグランドは論外、新しいオデッセイはこれじゃない感。消去法でアルファード」
といった、ライバル勢からの乗り換え需要の高さを示す声も見受けられた。この辺りは逆に、ライバル勢は早急な対策が求められていると言えるだろう。
新型ではとにかく非オラオラ顔を求める声
また、新型へのモデルチェンジも噂されているアルファードだが、SNS上では新型に関する声も挙がっている。
「早くフルモデルチェンジしてほしい」
「新型登場を今か今かと待っている」
と、心待ちにしているファンは多いようで、
「とにかくオラオラ顔は控えてほしい」
「メーカー的には売れればよいのかもしれないけど、そろそろ煽り運転を助長しそうな威圧的なフロントマスクはやめて」
「センターコンソールの小物置き周辺が意外に使いにくい。あと前席のUSBポートがコンソールBOXの中にしかない。けど、不満はそれくらい。次期型には期待している」
「3列目シートを現行の跳ね上げ式から格納式に変更してほしい」
といった新型への要望を挙げる声も多い。中でもやはり多いのが、フロントマスクに関する声。より落ち着いたデザインを求める声がたくさん見受けられた。
日本導入を求む声が多いレクサス LM
また、中には、
「新型ではレクサス LMとして日本でも出してほしい」
「たまにレクサス顔にカスタムしたアルファード見かけるけど、気持ちは分かる。日本でもレクサスブランドからの登場に期待している」
「スピンドルグリルならオラオラ感減るのでは? 存在感は強いだろうけど」
と、上海国際モーターショー2019で公開された日本未導入のレクサス LMの展開を望む声も少なくない数で挙がっている。
生産稼働調整が行われているものの、まだまだ続きそうな現行アルファードの人気。新型はどういった姿でいつ登場するのか? レクサス仕様の国内展開は? 今後もMOTAでは新しい情報が入り次第、速やかにお届けしていく。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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