室内の広さや充電設備はどう違う? スバルの3大SUV「フォレスター」「XV」「アウトバック」の使い勝手を徹底比較

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最近では、アウトドアブームもあってSUVが大人気だ。スバルは特に4WDに強いこだわりを持つメーカーでSUVも複数ラインナップしている。

室内空間やラゲッジスペース、充電設備などアウトドアでの使用に向いた使い勝手の良いスバルのSUVはどのモデルなのか、フォレスター、アウトバック、XV3台を比較してみよう。

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  1. 室内のスペックによる広さはフォレスター→アウトバック→XVの順に広い!
  2. 乗降性に関わるシートやサイドステップ高は3台とも大きく変わらない
  3. 最も使い勝手が良いのはフォレスター! スマートフォンなどの充電環境を3台比較

室内のスペックによる広さはフォレスター→アウトバック→XVの順に広い!

スバルを代表する本格SUVのフォレスターと、もともとはレガシイツーリングワゴンをベースにしたアウトバックは、言うまでもなく北米市場が主力戦場となるミッドサイズの本格SUV。

また、インプレッサスポーツをSUVテイストに仕立てたXVは日本の狭い道でも走りやすい、コンパクトかつスタイリッシュなエクステリアを持ちながら、走破性については上記のスバルSUVに遜色ない実力の持ち主として、まさに日本にジャストな1台と言っていい。

スバルSUV3台の室内寸法を比較

ここでは、その3台の室内空間の比較を行い、アウトドアやキャンプなどでの使い勝手についても検証することにする。

まずは各車の室内寸法、ラゲッジスペースの広さについて。大幅改良を受け、新世代アイサイトを採用した注目のフォレスター(2018年グッドデザイン賞受賞!!)の室内寸法は、室内長2410mm×室内幅1545mm×室内高1275mm。

対するアウトバックは室内長2030×室内幅1545mm×室内高1205mm(旧型の数値。新型は同等以上と予想)。クラス違いのXVは室内長2085×室内幅1520mm×室内高1200mm。

つまり、室内のスペックによる広さはフォレスター→アウトバック→XVの順になる。

室内長はメーカーをまたぐ比較になると、測定方法(ポイント)が微妙に異なるため、あまりアテにはできないのだが、スバル車同士ならある程度は信用していい数値、スペックとなるはずだ。

乗降性に関わるシートやサイドステップ高は3台とも大きく変わらない

室内の説明をする前にチェックすべきは乗降性。ここでの3車は悪路走破性に優れ、アウトドアやキャンプにも適切すぎるクルマだが、実際の使い勝手としては、普段の足として使われる頻度が高いはず。

ならば、家族が快適に乗り降りできるか否かの乗降性チェックは欠かせない。そもそもSUVは最低地上高に余裕があり、フロアは高めに設定されているのが普通だからだ。

そこで各車のサイドステップ地上高と前後シートの地上高をチェックしてみよう。

スバルSUV3台の地上高を比較

全高1730mmのフォレスターは前席のサイドステップが440mm、シートが650mmの高さにある。後席部分はサイドステップが470mm、シート高が730mm。

全高が1605mmとワゴンライクなアウトバックは前席のサイドステップが440mm、シートが630mmの高さにある(アウトバックは旧型の数値。新型は同等と予想)。後席部分はサイドステップが460mm、シート高が690mm。

全高1550mm(ルーフアンテナを倒した状態。ルーフレール装着車は+25~45mm/アウトバックは旧型の数値。新型は同等と予想)。と本格的な悪路走破性、最低地上高200mmの余裕を持ちながら立体駐車場への入庫も可能なXVは前席のサイドステップが445mm、シートが630mmの高さにある。後席部分はサイドステップが465mm、シート高が690mmだ。

このデータから分かるのは、3車3様のボディサイズ、全高ながら、乗降性にかかわる前後席部分のサイドステップ地上高、シートの地上高は意外にもほとんど変わらない……ということだ。

言い方を変えれば、XVにスムーズに乗り込め、降りることができる人なら、フォレスターでもほぼ変わらない乗降性となるということである。そう、3車ともに最低地上高の余裕と前後席の乗降性を見事に両立していると言っていい。

最も使い勝手が良いのはフォレスター! スマートフォンなどの充電環境を3台比較

今や、スマホは誰もが持っている神器だが、その置き場、充電環境のチェックも欠かせない。

フォレスターはセンターコンソール前端にスマホなどが置けるトレーがあり、その上に充電も可能なUSB端子をふたつ用意。後席部分にもふたつあり、合計4つのUSB端子を備えるから、スマホの充電には全く困らない。

アウトバックはと言えば、逆にセンターコンソール後端にUSB端子をふたつ用意する。

XVはセンターコンソール前端のセンタートレーにUSB端子ふたつ、コンソールボックス内蔵でふたつの合計4つある。

3車ともに、スマホやタブレットの充電環境は文句なしと言えるだろう。細かいことだが、日々使い乗るクルマのこうした点は、実際問題として使い勝手の満足度に大きくかかわってくるはずである。

フォレスター、アウトバック、XVの室内パッケージ、前後席の居住スペースの実測値、ラゲッジスペースの寸法、積載性、アウトドアやキャンプシーンでの後席格納時のベッド長、就寝性については、後編にてお届けしたい。

【筆者:青山尚暉】

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青山 尚暉
筆者青山 尚暉

学生時代はプロミュージシャン、その後自動車専門誌2誌の編集を経てフリーのモータージャーナリストに。現在は自動車業界だけでなく、愛犬のラブラドールとジャックラッセルとともに、愛犬との快適で安全なクルマ旅を提案するドッグライフプロデューサーとしても活動中。また、クルマのパッケージを寸法で比較するため、独自の計測ツールを開発。1台につき25項目以上を詳密計測。実用性の目安として、記事中で展開している。現在、自動車用純正ペット用アクセサリーの企画、開発も行う。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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