レクサス CT200h 実燃費レビュー【総評編】(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
インテリアの質感なども高く、「さすが、レクサス。高いだけのことはある!」と感心していた。
コーナーでのハンドリングも確かなもので、「運転して楽しい、初のトヨタ(レクサス)」とも喝采を送った。各セクションでの燃費値も優れていたから、レクサスのハイブリッドカーの真打ち登場か、と思っていた。
だが、喜びは長くは続かなかった。高速道路で、ロードノイズが一気に増大してきたのには、とても驚かされた。一般道との、あまりの違いの大きさに唖然とさせられた。こんなに違いの大きなクルマを、他にちょっと思い出せない。
試乗車は、バージョンLというグレードにいくつかのオプショナルが装備され、販売価格が470万円を超えていたから、なおさら驚かされた。
CT200hは、とても高級で最先端を行っている部分と、そうではない部分との差が激しく、戸惑ってしまうほどだった。
さらに、最新のレクサスであるCT200hには、ひと言付け加えたいことがある。
僕は、レクサスの日本導入とブランドビジネス化をテーマとした『レクサスのジレンマ』という本を書いて以来、すべてのレクサスに国内外で乗り、開発担当者にインタビューしてきた。
走りっ振りは各車それぞれだったが、レクサス全車に共通している欠点として指摘し続け、開発担当者からも「取り組んでいます」と返答されながらも、一向に改まらず、このCT200hでも何ら改善が見られていない点がある。
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