三菱 RVR 実燃費レビュー【総評編】(2/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
外装色と同様にインテリアにも明るいカラーが欲しい
もうひとつ注文を付けさせてもらうとすると、インテリアに明るい色を選べるようにして欲しい。
現状では、素材違いの黒が三つ選べるだけなのだ。試乗車のカワセミブルーメタリックの他にも、RVRにはコズミックブルーマイカのような鮮やかな外装色があるのだから、それとカラーコーディネイトした色を用意してもらいたい。
クルマの機能や性能は、真面目でまあまあよくできているのに、楽しさやワクワク感を演出するような商品企画が存在していない。
クルマは、もう機能的な価値だけではユーザーにアピールできなくなった時代に入っているのだから、余計なお世話かもしれないけれど、早急に対策した方がいいと思う。
余計なお世話といえば、三菱自動車にはGDIの雪辱戦を期待している。
今をときめく、フォルクスワーゲン、メルセデスベンツ、BMWなどドイツ車勢のガソリン直噴を彼らに先駆けて乗用車(スポーツカーでは、1954年のメルセデスベンツ300SL)に採用したのは、今から10年近く前の三菱自動車だったではないか。
本家本元は、こっちなのだ。その頃のランサーやミラージュなどに搭載された1.5リッターや1.8リッターのGDIエンジンはCVTと組み合わされて、好燃費と高出力を実現していた。
現在、三菱自動車はGDIエンジンの生産を行っていないが、そのパイオニアとして、RVRに止まらず、ぜひ、21世紀版GDIを復活させて欲しい。
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