日産 新型セレナe-POWERハイウェイスター 実燃費レポート│オラオラ顔に進化した人気ミニバンの実燃費は!?(2/4)
- 筆者: 小鮒 康一
- カメラマン:MOTA編集部・小鮒 康一
新型セレナe-POWERハイウェイスター 実燃費レポート|市街地・街乗り編
新型セレナe-POWERハイウェイスター 市街地での実燃費:18.4km/L
恐らくミニバンというキャラクターからしてもリアルユーザーも一番走行することが多いと思われる市街地走行。どんなシチュエーションでもモーターの力だけで走るe-POWERにとって、エンジンは発電用途にしか使われておらず、ドライブトレインには直接接続されていない。そのため、ステアリングに伝わるエンジンの振動などが一般的な内燃機関モデルやハイブリッドに比べて格段に抑えられているという点は美点と言える。
その一方で、アクセル開度や速度に関係なく発電用としてエンジンが始動するため、時にエンジン音が耳障りに感じることがあるというのもまた事実だ(なるべく走行中にエンジンが始動するように設定されているが)。
そんなことを感じながら走行した市街地では、53.7kmを走行して18.4km/Lという燃費をマークした。平均速度が20km/hという、そこそこな渋滞の中での数値と考えれば十分及第点と言えるだろう。なお、マイナーチェンジ前のテストでは17.6km/Lという数値となっていた。
新型セレナe-POWERハイウェイスター 実燃費レポート|郊外路編
新型セレナe-POWERハイウェイスター 郊外路での実燃費:24.9km/L
郊外路は走行車両も信号も少ないため、一定のペースで走行できるシーン。トルクフルなモーター駆動ということもあり、ストレスなく走行できるルートであった。新採用となった16インチホイールも、気になる足元のドタバタ感が15インチモデルと比べても悪化した感覚はなく、これなら見た目にこだわりたいユーザーも安心といったところだろう。
この郊外路での燃費は29.3kmを走行し、なんと24.9km/Lを記録。マイナーチェンジ前でも郊外路の燃費が一番よかったが、それでも19.3km/Lだったことを考えると、なにかしらの改良がなされた可能性もゼロではないのかもしれない。
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