日産 ノート 燃費レポート/永田恵一(1/4)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:オートックワン編集部/永田恵一
主力コンパクトカーとして売上好調な「日産 ノート」。昨年8月にフルモデルチェンジされたノートは、現行モデルが2代目となる。
ノートは、初代よりコンパクトカーとしては大きめのボディを持ち、1.5リッターエンジンを搭載しながらも価格は1.3リッターのコンパクトカー並という、コンパクトカーとしては全体的にボリューム感があることを売りにしたクルマであったが、そのコンセプトは現行の2代目ノートでも継承されている。
ただ、その手法は2代目ノートでは初代と比べてガラリと変わっており、搭載されるエンジンはベースとなる1.2リッターの3気筒エンジンに加えて、エンジン出力を使って過給を行うDIG-Sと呼ばれるスーパーチャージャーを搭載したモデルが新たにラインナップされている。
DIG-Sは、初代ノートの1.5リッターエンジンの後継的な存在で、排気量を小さくした分を過給機で補うというダウンサイジングが図られている。
ノートの最高出力は98psとそれほどでもないが、実用域の走りに大きく影響する最大トルクは14.5kg・mと1.5リッター級だ。
さらに、DIG-Sはパワーだけでなく燃費の向上にも大きく寄与しており、直噴エンジンということに加え、低負荷時には実際の排気量より小さい排気量のエンジンとして機能することで燃費を向上させるミラーサイクル化、冷却性能に優れるピストンクーリングチャンネルやナトリウム封入バルブを採用するなど、高度なスポーツエンジンのような技術も盛り込まれている。
結果、カタログ燃費はDIG-Sを搭載する「S DIG-S」グレードが「25.2km/L」(同グレードはいわゆる“燃費スペシャル”的なグレードではあるが)、さらにノートの売れ筋グレードの1位と2位の「X DIG-S」「メダリスト」両グレードは「24.0km/L」を誇り、エコカー減税においても重量税と取得税が免税される。.
上級車種からノートへのダウンサイジングユーザーを狙った「ノート メダリスト」にも触れておこう。
かつて、ローレルに使われていたグレード名である「メダリスト」は、簡単に言うとラグジュアリー仕様である。
専用色となるゴールドのボディカラーが設定され、メッキパーツを使った内外装、本革巻きステアリング、スエード調クロスと合皮のコンビシート、前後アームレスト、車庫入れなどの際に便利なルームミラー内蔵のアラウンドビューモニターが装備されている。
今回のテストでは、スーパーチャージャーを搭載するメダリスト(167万4,750円/オプションはVDC(横滑り防止装置)とセットとなる15インチアルミホイールなどを装備)を起用した。
燃費テストは、前回掲載した「ホンダ 新型フィットハイブリッド 実燃費レポート」と同日の10月3日(水)の早朝から夕方に掛けて行った。
テスト中の天候は晴天に恵まれ、最高気温は28度程度とこの時期にしては暑いコンディションであったが、エアコンの負担はそれほど大きくなかった。
燃費測定の基本ルール
・燃費の測定は、車両に純正搭載されている車載燃費計を使用
・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行
・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定
・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行
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