メルセデス・ベンツの最上級クーペが18年ぶりの復活! ~新型 Sクラスクーペ 発表会レポート~
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部 レポート:オートックワン編集部
「センシャル」(官能)と「ピュリティ」(純粋)を兼ね備えたクーペ
メルセデス・ベンツの最上級4シータークーペ「CLクラス」がフルモデルチェンジを実施。18年ぶりに「Sクラスクーペ」の名が復活した。
Sクラスクーペのコンセプトは「モダンラグジュアリー&インテリジェンス」。10月10日、メルセデス・ベンツのショールーム「Mercedes-Benz Connection」(東京都港区)で行われた発表会では、特に「モダンラグジュアリー」について掘り下げられ、ドイツ本国のダイムラー社からSクラスクーペの担当デザイナーも来日し、プレゼンテーションを行った。
ステージに登場したのはダイムラー社 乗用車エクステリアデザイン統括のロバート・レズニック氏。
まずメルセデス・ベンツが考える「モダンラグジュアリー」について、単なるラグジュアリーではなく、両極端な「センシャル」(官能)と「ピュリティ」(純粋)を兼ね備えたものだと説明する。言い換えればそれは「インテリジェンス」(知性)と「エモーション」(情熱)であり、メルセデスが「自動車を発明して」以来持ち続けてきた二面性だと話す。
エレガントで大胆なフォルムを持つ新型Sクラスクーペについて、ロバート・レズニック氏は「これは(夢の)ショーカーではなく、れっきとした生産モデル。アメージングなクルマだ」と自ら高く賞賛。特にリア3/4から見たスタイルが「ショルダーのソフトな面を触ってみたくなる」ほど好きだと笑顔をみせた。
内外装の細部に渡りデザインの手がきめ細やかに施されている新型Sクラスクーペ。例えばヘッドライトには、片側47個のスワロフスキークリスタルを組み込んだ専用のLEDハイパフォーマンスヘッドライトを採用し、先進性とラグジュアリーさを強調させた。
インテリアについても最高級の革やウッドを採用したほか、流麗なフォルム同様の丸みを帯びた優美なデザインのインパネなど、細部に渡る贅沢な仕上がりとなった。
新型Sクラスクーペは、発表された10月10日より注文の受付を開始。ユーザーへは今年1月頃から順次納車が始まる予定だ。グレードは3タイプ。価格は「S550 4MATHIC クーペ」が16,900,000円、「S63 AMG 4MATICクーペ」が24,000,000円、「S65 AMG クーペ」が31,200,000円となっている。また「Sクラスクーペ」の発表を記念し、内外装を特別仕立てとした特別モデルも台数限定で販売されている。
[レポート:オートックワン編集部]
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