メルセデス・ベンツ F015 Luxury In Motion 海外試乗レポート/清水和夫(2/3)

  • 筆者: 清水 和夫
  • カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
メルセデス・ベンツ F015 Luxury In Motion 海外試乗レポート/清水和夫
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大きなキャビンをどう活かすのか

スタッフがアイフォンを使ってF015を車庫から呼び出すと、我々の前に大きな車体の高級車が現れた。

19世紀は馬、20世紀はエンジン、21世紀は電気という時代の変化を感じるが、動力源のスペースが小さくなったことで、車両パッケージに無駄がなくなった。

観音開きに自動で開閉するドアは100年前の馬車のコーチと同じだそうだ。ホイールベースは3610mmと長い。

座り易いように回転する運転席に座ると向かい合わせのポジションも自在に選べる。

ドアを閉めると、まったく別の空間が現れた。この瞬間にロールス・ロイスやマイバッハとは異なると思った。まるでタイムマシンに乗って未来の都市にやってきたみたいな気がした。

インテリアは凝りに凝っている。ホンモノの木を使った床は高級旅館のフローリングだし、縁にLEDが使われるシートは座り心地が良い本革が使われている。驚いたのはメーターパネルやドアパネルに組み込まれた各種スクリーンだ。外の様子をグラフィカルに映し出したり、他の映像も表示できる。

自動運転でも退屈にならないように工夫している。

車両に組み込まれた各種センサーで車外の様子を認識する。人が運転する以上に多くの情報を得ることができる未来の自動車は、システムがどこまで知っているのかを知らせることも重要だ。こうした「人とシステム」の関係を「HMI」(ヒューマンマシン・インタラクション)と呼んでいるが、このHMIがメルセデスの強みなのである。

インテリアデザインを統括するデザイナーは「エンジン音もなく、ハンドルも握らないのでドライバーや乗員にどうやってメルセデスの高級を味わってもらえるのか」とF015のインテリアのコンセプトを説明してくれた。

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清水 和夫
筆者清水 和夫

1954年生まれ。1972年のラリーデビュー以来、国内外の耐久レースで活躍する一方、モータージャーナリストとして、自動車の運動理論・安全技術・環境技術などを中心に多方面のメディアで執筆し、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレーターとして多数の出演経験を持つ。近年注目の集まる次世代自動車には独自の視点を展開し自動車国際産業論に精通する。一方、スポーツカーや安全運転のインストラクター業もこなす異色な活動を行っている。記事一覧を見る

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