マツダ 新型デミオ 新型車解説(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
ハイブリッド並の燃費を叩き出す新型デミオ!
「燃費革命」といって良いだろう。
ハイブリッドでも、小排気量のダウンサイジングターボでもなく、1.3リッターエンジンにアイドリングストップを付けただけで、10・15モード燃費は「30km/L」。
デミオのマイナーチェンジに伴って投入された「13-スカイアクティブ」の燃費性能は、数年前の常識では予想もできなかった。
ちなみに、現時点において燃費の優れたクルマといえばハイブリッドカーだが、その代表格であるプリウス Lの10・15モード燃費が「38km/L」で、その他のグレードが「35.5km/L」。また、プリウスαは「31km/L」だ。
そしてホンダのハイブリッドカー、インサイトとフィットハイブリッドは、新型デミオ(13-スカイアクティブ)と同じ「30km/L」になる。
つまり、新型デミオはハイブリッドシステムを用いずに同等の燃費性能を達成しているのだ。
ちなみに、アイドリングストップ車は軽自動車のムーヴとMRワゴンが「27km/L」、ヴィッツが「26.5km/L」、マーチが「26km/L」であり、いづれも新型デミオの燃費の方が上回っている。
搭載されるエンジンは「スカイアクティブ-G」と呼ばれ、直列4気筒1.3リッターの直噴ツインカムだ。最高出力は84馬力(5400回転)、最大トルクは11.4kg-m(4000回転)。ATは無段変速式のCVTを採用する。
「スカイアクティブ-G」エンジンにおける最も注目すべき点は、14.0という高い圧縮比。
一般的なガソリンエンジンは9.5~11.5くらいだから、14.0となればきわめて高い。1.3リッタークラスでは世界でトップレベルの値になる。
しかもレギュラーガソリンでこの圧縮比を実現させ、30km/Lの10・15モード燃費を発揮している。
アイドリングストップの装着に基づく燃費の向上は約8%だから、仮にアイドリングストップが非装着だったとしても、28km/L近い数値を達成できる実力を持っているのだ。
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