マツダ CX-3「スポーツカーの黄金率で作られたSUV」 ~岡崎五朗のクルマでいきたい(ahead)~
- 筆者:
スポーツカーの黄金率で作られたSUV
写真をみて惚れ惚れしていたCX-3は、試乗会が開催された海辺のホテルでも抜群にカッコよかった。もしかしたら国産ベストルッキングカーかもしれない。なんて書くと、デザインは個人の好みの問題であって…と突っ込まれそうだ。
けれど、ほとんどの人が美人を美人と思うのと同じで、クルマのカッコよさにもまた「基準」がある。
なぜCX-3はカッコいいのか?答えは明快だ。
豊かで複雑な面の張りやシャープなキャラクターライン、個性的なルーフエンド形状といったトピックはあるけれど、それらは脇役のようなもの。CX-3のカッコよさの源は、タイヤが大きくて、キャビンがコンパクトで、ノーズが長くて、オーバーハングが短いことに尽きる。
クロスオーバーSUVの形態をとっているものの、その実CX-3のデザインはきわめてスポーツカー、もしくはスペシャリティカー的なのだ。「デミオとホイールベースを同じにする」という経営トップから課せられた制約のなか、デザイナーは本当に素晴らしい仕事をしたと思う。
インテリアも、ダッシュボード本体はデミオと共通だが、ドアトリムをはじめとし細かい部分に大きく手を入れ、より上質な空間にしつらえている。
とくに、差し色に赤を使ったホワイト系ツートン内装は抜群にカッコいい。僕がCX-3を買うなら、ツートン内装を選べる最上級グレードを選ぶ。
4人乗車でレジャーに出かけるような使い方では後席と荷室のスペースに不満が出てくるだろうが、立体駐車場に収まる高さや4275mmという全長は都市生活者にはありがたい要素。
厚みのあるトルクと優れた経済性を両立したクリーンディーゼ ルエンジンや、自然で扱いやすいハンドリングもCX-3の魅力に華を添える。こんなクルマを手に入れたらきっと生活が華やぐだろうな…
そんなふうに想像力をかき立ててくれるのがCX-3最大の魅力だ。
マツダ CX-3
「SKYACTIV 技術」とデザインテーマ「魂動(こどう)」を全面的に採用した第五弾モデル。上質でスタイリッシュなデザインと、あらゆる場面での使いやすさを追求したサイズとパッケージング、運転が楽しいと思える走行性能を高次元で融合した。マツダ初のクリーンディーゼル専用車としても注目を集め、発売後1ヵ月足らずで受注は1万台を突破している。
マツダ CX-3 XD Touring L Package/2WD 6EC-AT 主要諸元
車両本体価格:¥2,808,000(消費税込) / 全長× 全幅× 全高(mm):4,275×1,765×1,550 / 車両重量:1,260kg / 定員:5人 / エンジン:水冷直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ / 総排気量:1,498cc / 最高出力:77kW(105ps)/4,000rpm / 最大トルク:270Nm(27.5kgm)/1,600~2,500rpm / JC08モード燃費:23.0km/リッター / 駆動方式:前輪駆動
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