マツダ ビアンテ 試乗レポート(2/4)
- 筆者： 松下 宏
- カメラマン：小平寛
マツダ流の個性的なデザインは注目高し
ビアンテのデザインは際立って特徴的だ。特にヘッドライトからフロントフェンダーを通って三角窓につながる部分が、他のどのクルマにも似ていない、独特のインパクトを持つ。どのクルマにも似ていないというのはとても良いことだ。
ただ、その部分や真正面から見たときのグリルやフォグランプ装着部のデザインなどはちょっと“怖い系”の印象もある。
ファミリーユーザーを主要ターゲットにしたミニバンとしては、ちょっと怖すぎるような印象がしないでもないが、こうした個性的なデザインは見ているうちに慣れてくるもの。最初はインパクトが強すぎるくらいでちょうど良いのかも知れない。
インテリアのデザインも個性的だ。メーターパネルがステアリングの内側にないのはさほど珍しいものではなくなったが、メーターパネルの位置は、ノア／ヴォクシーのように中央にまで持っていくのではなく、運転席から見てやや左側の適度な位置に配置されている。比較的少ない視線移動でメーターの確認ができる。
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