[速攻試乗]レクサス LC500/500hは、日本が世界に問う高級クーペの新しい姿(4/4)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:Lexus International
これぞまさに新時代のスポーツハイブリッドユニット
LC500hに搭載されるマルチステージハイブリッドシステムは、10速ATさながらにリズミカルに抑揚をもってエンジン回転を引き上げ、車速を乗せていける点では”スポーツハイブリッド”と呼ぶに相応しい存在だ。
巡航時はCVT制御に切りかえ、なるべく低いエンジン回転を維持して走る燃費志向の走りに切りかわる。また、時速70~140キロの高速走行時にはエンジンを停止して走ることができるようになっており、同クラスのFR乗用車と比べてダントツの低燃費と力強い走りを両立する。
レクサスが世界に問うのは、人の感性に響くものづくりと匠の技だった
スペインの地でひと足早く試乗することができたレクサス LC。ひとつひとつのコダワリをここで記すには、伝えきれないほどの新技術が採用されており、人の感性に響くものづくりを追求しようとする思想が至るところから滲み出すクルマに仕上がっていた。
日本発のプレミアムブランドならではの匠の技が生かされたラグジュアリークーペ。世界のコダワリ層にどう受け容れられていくのか楽しみだ。
[レポート:藤島知子/Photo:Lexus International]
LEXUS LC500h(プロトタイプ) 主要諸元
全長x全幅x全高:4770x1920x1345mm/ホイールベース:2870mm/最低地上高:140mm/乗車定員:4名/CD値:0.33/車両重量:1985~2020kg/エンジン種類:V型6気筒 DOHC 24V ガソリン直噴エンジン(自然吸気)/総排気量:3456cc/エンジン最高出力[EEC]:299ps(220kW)/6600rpm/エンジン最大トルク(EEC):35.5kg-m(348N・m)/4900rpm/モーター種類:交流同期電動機/モーター最高出力:179ps(132kW)/モーター最大トルク:30.6kg-m(300N・m)/駆動用主電池:リチウムイオン電池/駆動用主電池公称電圧:310.8V/駆動用主電池システム電圧:650V/駆動用主電池出力:44.6kW/システム最高出力:359ps(264kW)/トランスミッション:マルチステージハイブリッドシステム/サスペンション形式:(前)マルチリンク方式(後)マルチリンク方式/タイヤサイズ:(前)245/45 RF20(後)275/40 RF20[オプション:(前)245/40 RF21(後)275/35 RF21]/タイヤメーカー:ブリヂストン・ダンロップ・ミシュラン/最高速度:250km/h(社内測定値)/0-60mph加速性能:4.7秒
この記事にコメントする