[速攻試乗]レクサス LC500/500hは、日本が世界に問う高級クーペの新しい姿(2/4)

[速攻試乗]レクサス LC500/500hは、日本が世界に問う高級クーペの新しい姿
レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子 レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子 レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子 レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子 レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子 レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子 レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子 レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子 レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子 レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子 レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子 画像ギャラリーはこちら

格段に洗練されたインパネ周りのレイアウト

<LEXUS LC500>レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子

レクサス LCのキャビンは2+2の4人乗り。ホールド性の高いシートに身体を沈め、足を投げ出して運転姿勢を確保するあたりは紛れもなくスポーツカーらしい部分。

インパネはコックピット感を強調したレイアウトで、ドライバーの正面にはLFAから受け継がれた可動式メーターが構え、8インチのサブディスプレイで各種設定画面が表示されるようになっている。ナビ周りはタッチパッドで操作する最新世代のリモートタッチが採用されているが、多彩な機能を最小限の操作系に集約して、スッキリしたデザインにまとめているあたりは、これまでのレクサス車と比べて格段に洗練されている。

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イタリア車も逃げ出す!? ハイセンスなインテリアコーディネート

<LEXUS LC500h>レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子<LEXUS LC500h>レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子

インテリアのしつらえに目を凝らすと、ダッシュボードやアームレストはレザーをあしらう面積が広く取られており、ラグジュアリーなスポーツクーペに相応しい居心地のよい空間を提供してくれる。

女性の一人としては、「ハイヒールを履いた女性が美しく乗り降りできるように」とステップ付近をくびれた形状にしたという配慮に驚かされたが、実は最も心をくすぐられたのは、イタリア車かと思えるほどのハイセンスなカラーコーディネート。

中でも、LC専用設定のブリージーブルーの場合、シートクッションは白色、センターアームレストやドアトリムなどに絶妙なニュアンスのミッドブルーを配し、鮮やかなオレンジを組み合わせている。スポーツモデルでありながら、エレガントに乗りこなせる世界観がレクサスのブランドイメージにマッチして、じつに素敵ではないか。

ちなみに、ボディカラーは12色が設定されるそうだが、”ストラクチュアルブルー”と呼ばれる新色は、モロホ蝶の羽の発色原理にヒントを得て、6層の塗装のうち、特定のカラーが浮き立つというもの。自然界の美が裏打ちする艶やかなカラーが女心を揺らす。

初の”マルチステージハイブリッドシステム”と”10速AT”を採用

<LEXUS LC500h マルチステージハイブリッドシステム>レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子

2016年12月6日、トヨタは次世代を担うパワートレーン戦略についての発表を行ったが、その内の目玉となる”マルチステージハイブリッドシステム”と”10速AT”が採用される第1号車がこのレクサス LCとなる。

具体的にはLC500にV8 5リッター自然吸気エンジン×10速ATを、LC500hにはV6 3.5Lエンジンに4段階制御の有段ギアを組み合わせた”マルチステージハイブリッドシステム”が搭載される。

”GA-L”(Global Architecture-Luxury)プラットフォームも初採用

<LEXUS LC500>レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子<LEXUS LC500>レクサス LC500・LC500h(プロトタイプ) 海外試乗レポート/藤島知子

パワーユニット以外で注目に値するのはクルマの骨格部分。LCには新世代レクサスのFR車に展開される”GA-L”(Global Architecture-Luxury)プラットフォームが初めて採用された。

LCの3サイズは全長4770mm×全幅1920mm×全高1345mm、ホイールベースは2870mmとなり、同一セグメントではトップレベルの低重心化が図られている。タイヤはボディの四隅に配置し、新開発のマルチリンク式サスペンションとの組み合わせ。

ボディはクルマの中心から遠い部分にアルミや炭素繊維といった軽量素材に置き換えることで、走行中の慣性に振り回されにくく、操縦性にメリットをもたらす。バルクヘッド周りの結合剛性も高められていたりと、スムーズにねじれる変形特性を生み出すことにもこだわっているとのこと。数値に捉われない動的質感を追求してきたことが伺える部分でもある。

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藤島 知子
筆者藤島 知子

通称「藤トモ」。スーパー耐久のレースクイーンを経験後、軽自動車レースに参戦したことがきっかけで様々なレースに参戦。レースで培った技術と女性ならではの視点が魅力の女性モータージャーナリスト。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

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