レクサス LS 海外試乗レポート(石川真禧照 編)

レクサス LS 海外試乗レポート(石川真禧照 編)
画像ギャラリーはこちら

動力性能は文句なく世界でもトップクラス

エンジンは新開発のV8、4.6L。最高出力は約380馬力になる。組み合わされるミッションはこれも新開発。しかも世界初の8速AT。この動力性能は文句なく世界でもトップクラスだろう。Dレンジでの0→100km/h加速の6秒台は誰もが出せるタイム。6,400回転まで一気に上昇し、シフトしながらの加速は、慣れないと目がスピードについて行けないほど。

エンジン音の侵入は3,500回転を超えてから若干うなり音が発生していた。しかし、試乗車はまだプロトタイプ、しかも1ヵ月間世界中のジャーナリストに酷使されてきたことを考慮すると、個体差かもしれない。同じように1,000回転強でのこもり音も、日本発売時には消えているはずだ。

瞬時に乗り心地が変わるエアサスペンション

新開発の足回りはエアサスペンションがスポーツ/ノーマル/コンフォートの切り替えをスイッチ操作でできる。その効果は瞬時に乗り心地が変わることでわかる。ハンドリングもやや軽めの操舵力で、確実にコーナーをクリアする。コーナリング性能は18インチタイヤでも19インチタイヤでもほぼ同レベル。軽快ではないが、安定した動きで、この高級セダンを操ることができる。

ハンドルを握った印象は、静かで速い、ということを一番に感じた。しかし、楽しさとか緊張感はない。あくまでもGSやマジェスタの延長線にあるクルマ、という印象だ。

国産車が好きな人には最高のセダン

このテの高級セダンとなると、リアシートの居心地も大切だ。そう思い、リアシートでのドライブも試みた。

着座位置はやや低め。足元は広く、ノーマル仕様でも十分に足を組める(ロングホイールベース仕様もある)。走り出して気になったのは、若干車外からの音が入ること。乗り心地も細かい上下動が発生していた。もちろんこれも日本発売時には修正されるに違いな い。

車両価格は約800万円から1,000万円といわれている。国産車を代表するにふさわしい価格だ。そして、内容も価格に準じている。国産車が好きな人には最高のセダンといえる。

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

石川 真禧照
筆者石川 真禧照

1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』(小学館)、『HOT DOG PRESS』(講談社)、『カーセンサー』(リクルート)など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

レクサス LSの最新自動車ニュース/記事

レクサスのカタログ情報 レクサス LSのカタログ情報 レクサスの中古車検索 レクサス LSの中古車検索 レクサスの記事一覧 レクサス LSの記事一覧 レクサスのニュース一覧 レクサス LSのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる