ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート／九島辰也(1/2)
- 筆者： 九島 辰也
レンジローバーイヴォークの従兄弟
ランドローバー『ディスカバリースポーツ』というクルマが登場した。
「ディスカバリー」の弟である。スタイリングはどう見ても「レンジローバースポーツ」に近いのだが、系統は別。ディスカバリーも今後この傾向にデザイン変更されていくことだろう。となると見分けが難しくなるが……。
それはともかく、その中身だがハードウエアは従兄弟の「レンジローバーイヴォーク」から拝借した。エンジン横置きのモノコックボディもそうだし、新しいエンジン工場でつくられるパワートレーンもそうだ。240psを発揮する2リッター直4DOHCターボはまんまである。ギアボックスもそうで、ZF社製の9速ATが組み合わされる。最近はジープブランドの「チェロキー」や「レネゲード」もそれを採用するが、第一号はイヴォークだったと記憶する。
実用性高く、スタイリッシュ
特徴はこれだけスタイリッシュながら7名乗車可能のパッケージングをしていること。
5名乗車を基本形とするが、オプションで3列目のシートを追加できる。ただそこは年齢制限、つまり身長に制限がある。が、こいつがあるとないとでは違う。大家族にとって実用性は高そうだ。
この他ではダッシュパネルのデザインが気になった。スイッチ類が少なくかなりスッキリしている。
新型「レンジローバー」の発表の際、デザイナーがデザインを優先するため約50％スイッチを減らしたといっていたが、その手法はここにも用いられた。タッチパネル式のモニターがそれを可能にする。
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