快適と刺激が同居する“日常使い”も容易なスーパーカー/ランボルギーニ ウラカンスパイダー 試乗レポート(3/3)
- 筆者: 西川 淳
610psのスーパーカーであることをまるで感じさせないほどの快適さ
スーパーカーとしての走りそのものに、クーペとの違いはさほど見つけられなかった。
パワートレーンはクーペと共通で、610馬力のデュアルインジェクション5.2リッターV10自然吸気エンジンに7速DCTと電子制御4WDシステムを組み合わせてミッドに置く。
オープン化にともなって各所を補強したことにより車両重量も120キロ程度増えてはいるが、ダイナミック性能にはさほど影響もないようだ。そのことは、クーペからわずかに0.2秒落ちの3.4秒という0→100km/h加速スペックがよく物語る。ちなみに、最高速度は325km/h。
よくできた4WDシステムに、躾のいいDCTミッションのおかげで、マイアミの街中を観光クルーズ気分で気楽にドライブできる。
クーペと同様にパワートレーンはよく躾けられており、気難しさも一切なく、610馬力の自然吸気エンジンを積む高性能スーパーカーであることをまるで感じさせない。
しかも、幌を開けても閉めても、驚くほど快適な乗り心地をみせる。拍子抜けするほど安楽だ。
前アシはドライバーの意思に常に忠実で手応えもよく、狭い道や突然の進路変更、さらには駐車場のUターンさえ、ほとんどためらうことなく対処できる。
クーペもそうだったが、ウラカンスパイダーは本当によくできたデイリー・スーパーカーだ。
浴びるように降り注ぐV10サウンドは、クーペでは味わえない
もちろん、アグレッシブに攻め込んでも、これまたクーペと同様、刺激的な走りをみせた。
ステアリング上のドライブモード(ANIMA)スイッチでスポーツに切り替えてみれば、盛大なエグゾーストノートがビルの谷間にこだまして、行き交う人々の視線が一斉にこちらを向く。
たしかに、ライバルのターボ勢に比べるとエンジンスペックは見劣りするが、加速パフォーマンスそのものは遜色のないもので、リニアな加速フィールが今となっては貴重ですらある。
何より心躍るのは、幌を上げて走ったならば大排気量V10自然吸気エンジンのユニークなエグゾーストノートがコクピット内に降り注ぎ、浴びるようにしてサウンドを楽しむことができること。
クーペと変わらぬパフォーマンスに、クーペ以上のエレガンス、そして、クーペでは味わえない臨場感溢れるサウンド。
クーペを買うことのできる人であれば、スパイダーも検討された方がいい。
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