『ルパン三世』に登場する車まとめ|フィアット 500や『カリオストロの城』の名車などをご紹介
- 筆者: 文生伊(あおい)/松浦 広恭
- カメラマン:遠藤イヅル
『ルパン三世』シリーズは、アクションとユーモアあふれるストーリーに加え、個性的なキャラクターと魅力的な車が登場することで多くのファンに愛されています。
この記事では、ルパン三世の愛車フィアット 500をはじめ、シリーズや映画『カリオストロの城』に登場する名車の数々を紹介します。
この記事を読めば、車好きもルパンファンもまた違った目線から『ルパン三世』作品を楽しめるでしょう。
『ルパン三世』シリーズとは? どんな車が登場する?
『ルパン三世』シリーズは、モンキー・パンチの原作漫画をもとにしたアニメや映画で広く知られています。
主人公のルパン三世(ルパン)は、怪盗アルセーヌ・ルパンの孫であり、天才的な泥棒として描かれています。彼は、次元大介や石川五ェ門、峰不二子といった魅力的な仲間たちとともに、世界中を舞台に活躍してきました。このシリーズは、半世紀以上にわたり多くのファンを魅了し続けています。
シリーズの魅力を支える要素の一つに、作中に登場する多彩な車があります。車種やそのカスタム(魔改造)に注目するファンも多くいます。
ルパンの愛車として有名なフィアット 500(チンクエチェント)は特に人気ですが、実はこの車以外にも、各作品の舞台設定や時代に合わせて、多くの名車が登場しています。
これまでの『ルパン三世』シリーズに登場した代表的な車種は、以下の通りです。
『ルパン三世』シリーズに登場した代表的な車種
・フィアット 500(チンクエチェント)
・アルファロメオ 6C 1750 グランスポルト
・メルセデス・ベンツ SSK
・ルノー 8・ゴルディーニ
・シトロエン 2CV
・日産 410型ブルーバード
・ハンバー・スーパー・スナイプ
・フェラーリ 312B
・フォルクスワーゲン タイプ1
・トヨタ セリカ
・オースチン・ミニ・クーパー
・スバル 360
・ACコブラ
・メルセデス・ベンツ 300SLR
・三菱 500
『ルパン三世』シリーズに登場する車やカーチェイスのシーンは、スリルやスピード感だけでなく、ユーモアあふれる演出が特徴です。
車が壁を走ったり、片輪走行をしたり、真っ二つに割れたり、大破しても運転席だけが残るなど、現実のカーチェイスとは違って、怖さや痛みがない「ルパンワールド」は、車好きはもちろん、車に詳しくない人でも楽しめる魅力があります。
ルパン三世の愛車と気になる値段
『ルパン三世』シリーズには数多くの名車が登場しますが、特にルパン自身が愛用する車は注目されています。
彼の車は単なる移動手段ではなく、ルパンの手足のような存在であり、彼の個性や物語の展開を彩る重要な要素となっています。
ここでは、ルパンが乗る代表的な車種4モデルと、それらの現在の価値について紹介します。
ルパン三世の主な愛車
最も多く登場するフィアット 500(チンクエチェント)
フィアット 500(通称チンクエチェント)は、『ルパン三世』シリーズで最も頻繁に登場する車です。特に、テレビアニメ第1シリーズや映画『カリオストロの城』では、1957年から1975年に生産された二代目モデルのNUOVA 500がルパンの愛車として登場します。
チンクエチェントは全長約3メートルと小さく、狭い路地も簡単に通り抜けられます。また、車重は約500kgと軽量で、機動性に優れています。ソフトトップの屋根を開ければ、身を乗り出してのアクションシーンも可能で、ルパンらしい大胆な演出にぴったりです。
見た目はかわいらしいフィアット500ですが、ルパンの手にかかるとスーパーカー並みに活躍します。銭形警部や敵対組織とのカーチェイスでは、狭い商店街や建物の中を走り抜けるシーンが見どころです。
『カリオストロの城』でも、壁走りや森を駆け抜ける場面で、まるでルパンの一部であるかのように操られています。
また、「ルパンイエロー」と呼ばれるクリーム色のカラーも、作品の軽快でおしゃれな世界観を象徴しています。
2018年のテレビアニメ『ルパン三世 PART5』では、NUOVA 500と現行3代目500の両方が登場し、シリーズを通じてこの車が愛され続けていることがわかります。
フィアット500の値段
NUOVA 500は希少車で、状態の良いものは300万円〜700万円で取引されています。
一方、現行型は新車で200万円台から、中古車は100万円前後で購入可能です。
なお、3代目(ガソリン車モデル)は2024年5月をもって日本向けの生産が終了予定で、在庫がなくなり次第販売終了となります。
4代目となる電気自動車の500eは引き続き購入可能で、価格は553万円からです。
筆者のフィアット体験談
筆者はかつて現行の500Cとアバルト595に乗っていました。NUOVA 500が欲しかったものの、通勤に使うため現行車を選びました。
NUOVAのかわいらしいルックスは保ちつつ、サイズも日常使いにちょうど良いです。
最初に選んだ500Cはオープントップで、街中では軽快に走り、郊外では屋根を開けて爽快に走行できるのが魅力でした。
ローン完済後、走行性能を重視してアバルト仕様に乗り換えました。
このモデルは1.4Lターボエンジンと専用マフラーが特徴で、通勤の楽しさが一段と増しました。
維持費が旧車よりも安く、リセールバリューも高め(5年落ちで50〜60%)なので、現行チンクエチェントに乗って良かったと感じています。「ルパンの世界観を味わいたいけどお金が足りない……」という方にもおすすめできる車種です。
「CM前に壊れる」アルファロメオ 6C 1750 グランスポルト
アルファロメオ 6C 1750 グランスポルトは、テレビアニメ第2シリーズから登場し、「ルパン・ザ・サード♪」のテーマソングに合わせてルパンが飛び乗ったり、ハンドルが外れて驚くシーンで有名です。ボディカラーはルパンのジャケットに合わせた赤と紺が特徴です。
1929年から1933年に製造されたこの車は、当時のレース界で数々の勝利を収めた名車で、優れた性能と美しいデザインが多くのモータースポーツファンを魅了しました。
アルファロメオ 6C 1750 グランスポルトの値段
アルファロメオ 6C 1750 グランスポルトは、その希少性と歴史的価値から、価格は数千万円を下らず、走行可能なものは1億円を超えることもあります。
購入は困難なため、クラシックカーイベントや自動車博物館で見るのがおすすめです。日本では愛知県のトヨタ博物館に展示されています。
メルセデス・ベンツ SSK
メルセデス・ベンツ SSKは、テレビアニメ第1シリーズでルパンが乗っていた車で、シリーズの歴史の始まりとも言えるモデルです。
SSKは「Super Sport Kurz」の略で、車体を短くすることで軽量化し、レース用に開発された高性能車です。
1928年から1932年に製造され、わずか33台しか生産されませんでした。直列6気筒7.1Lエンジンを搭載し、最高速度は当時としては驚異的な時速192kmに達しました。
ルパンはこの車にフェラーリのV12エンジンを搭載し、時速300kmまで出るように改造していました。
メルセデス ベンツ SSKの値段
メルセデス ベンツ SSKは非常に希少で、購入はほぼ不可能です。市場に出ることはまれで、取引されると億単位になります。
2004年にはイギリスのオークション「Bonhams」で約8億円で落札された記録がありますが、その他の取引情報はほとんどありません。
光岡自動車が「BUBU クラシックSSK」というレプリカモデルを販売しており、中古車市場では300万円前後で取引されているので、興味のある方はそちらも検討してみてください。
ルノー 8 ゴルディーニ
ルノー 8 ゴルディーニは、2018年の『ルパン三世 PART5』でルパンが乗る車として登場し、フランス車が登場したことでファンの注目を集めました。
この車は、1962年から1971年に製造された「8」をベースに、エンジン出力の向上やサスペンション強化が施されたラリー仕様車です。
ルパンのルノー 8 ゴルディーニには防弾ガラスも装備されていました。
ルノー 8 ゴルディーニはRR車(リアエンジン・リア駆動)で、加速性能やハンドリング性能が優れています。
RRはポルシェなどのスポーツカーにも採用されています。
ルノー 8 ゴルディーニの値段
ルノー 8 ゴルディーニは日本での取引情報は少ないですが、相場は200万円から500万円程度です。
購入を検討する場合は、国内外の市場を調べてみると良いでしょう。
他にも魅力的な車が多く登場する
これらの車は『ルパン三世』シリーズに登場する車の一部にすぎません。
イタリア車、フランス車、ドイツ車、イギリス車など、様々な国の車が登場し、シリーズの国際的な魅力を高めています。
市販車だけでなく、ルパンがF1マシンを巧みに操るシーンもあり、車好きにはたまらない要素が満載です。
史上最高のカーチェイス『ルパン三世 カリオストロの城』に登場する車
ここからは、史上最高のカーチェイスと名高い『カリオストロの城』について見ていきましょう。
『カリオストロの城』は1979年に公開され、『ルパン三世』シリーズの軽快な作風と宮崎駿監督の緻密な世界観が融合した名作です。
その中でも特に有名なのが冒頭のカーチェイスシーンで、アニメ史に残る名場面とされています。ここでは、このシーンで活躍した車について見ていきます。
ルパン三世が運転した車|フィアット 500(NUOVA 500)
ルパン三世が運転した車は、フィアット500(チンクエチェント)のNUOVA 500型です。
全長約3m、全幅約1.3mのコンパクトなボディに「ルパンイエロー」と呼ばれるクリーム色のカラーが特徴です。
オリジナルは直列2気筒479ccエンジンの13馬力仕様でしたが、ルパンの車は100馬力のスーパーカーに改造されています。
この100馬力という数値は、現代の車と比べると控えめに見えますが、軽量でコンパクトなチンクにとっては非常に強力です。
ルパンがスーパーチャージャーを作動させるシーンでは、ノーマルのフィアット500をベースにしたレーシングカー「アバルト600」がオマージュされており、ファンにはたまらない演出です。
クラリスが運転した車|シトロエン 2CV
クラリスが乗っていた車は、ピンクがかった赤のシトロエン 2CV。
宮崎駿監督が当時愛用していた車で、選ばれたそうです。
2CVはフランスの大衆車として親しまれ、1948年から1990年まで生産されました。
特徴的なデザインは、農民のために設計され、農道を走っても生卵が割れないという耐久性を持っています。
クラリスの純真で芯の強い性格を象徴するような、ぴったりの車です。
銭形警部が運転した車|日産 410型ブルーバード
ルパンのライバル? 腐れ縁? である銭形警部が運転した車は、日産 410型ブルーバードのパトカー仕様です。劇中ではカリオストロ公国まで来た白黒パトカーを見た次元が驚くシーンもあります。ファンの間では「銭ブル」と呼ばれ、銭形警部の頑固で執念深い一面を象徴する車として親しまれています。
ブルーバード史における最高の名車は510型と言われている中で、あえて410型が選ばれている点が、旧車ファンの心をくすぐるポイントの1つです。
もしかしたら、銭形警部の頑固で執念深い一面を表しているのかもしれませんね。
ちなみに『カリオストロの城』の劇中では、銭ブルの右側のドアに「ICPO」と描かれており、左側に「埼玉県警」と描かれています。
実は「警視庁」と描かれているシーンもあるそうなのですが、筆者は未だに見つけられていません。
さらには右ハンドルの車や左ハンドルの車もあり、これらは果たして間違いなのか遊び心なのか? 「間違い探し」をするつもりで、作品を改めて見直してみても面白そうですよね!
その他の登場した車
このほかにも、『カリオストロの城』には様々な車が登場します。
ハンバー・スーパー・スナイプ
冒頭のカーチェイスでカリオストロ伯爵の部下たちが乗っていたのは、イギリスの高級車ハンバー・スーパー・スナイプ。
防弾仕様のタイヤを装備していましたが、次元の銃撃でパンクしてしまいます。
メルセデス・ベンツ SSK
また、ルパンがクラリスとの過去を思い出すシーンではメルセデス・ベンツ SSKが登場し、テレビアニメ第1シリーズとのつながりを感じさせます。
時間の流れを表現するのに一役買う演出と言えるでしょう。
ハーレーダビッドソン WLA
不二子が乗っていたバイクは、ハーレーダビッドソンの軍用バイクであるWLAです。
ラストシーンでは、偽札の原版をサドルバッグに入れて颯爽と走り去っていきました。
その他
『カリオストロの城』に登場する車は時代や設定を反映しながら、キャラクターの個性を引き立てて物語に深みを与えています。
例えばクラリスが大衆車で逃走しているのに対し、伯爵サイドは高級車で追いかけるという対比の構図は、クラリスが一国の姫君でありながら素朴で純真な女性であることを暗示する象徴的なシーンです。
ほかにも機動隊員が乗っていた軍用トラックや、オートジャイロと呼ばれていた一人乗りの航空機(架空の乗り物)も印象的でした。
このような細部へのこだわりこそ、この作品がファンの心を引き付けてやまない理由の1つであることは間違いないでしょう。
その他の作品に登場した車
『カリオストロの城』以外にも、『ルパン三世』シリーズには魅力的な車が多数登場します。
シリーズ全体で、車やカーチェイスは欠かせない要素であり、ファンにとっても見どころの一つです。ここでは、特徴的な車をいくつか紹介します。
テレビ第1シリーズ第1話に登場|フェラーリ 312B他
記念すべきテレビ第1シリーズ第1話(1971年〜1972年)で最初に登場したのが、フェラーリ 312Bです。
1970年製造のF1マシンで、国際A級ライセンス保持者であるルパンが華麗に乗りこなしていました。
銭形警部もロータス 72に乗って同レースに参加しており、意外な一面が見られるストーリーでした。
その他の登場車|トライアンフ TR4
第9話「殺し屋はブルースを歌う」では、不二子が運転するトライアンフ TR4も登場しています。
トライアンフはイギリスの自動車メーカーで、TR4はロードスター(オープンカー)の4代目。
イギリス車らしいクラシカルなルックスに、イタリア人デザイナーであるジョバンニ・ミケロッティの先進的な感性が取り入れられており、不二子に似合う優美な一台です。
その他の登場車|ランボルギーニ エスパーダ
第13話「タイムマシンに気をつけろ!」には、ランボルギーニ エスパーダも登場しました。
エスパーダは、後にカウンタックやミウラなどを手掛けるマルチェッロ・ガンディーニがデザインした車で、当時「世界一速いフル4シーターGTカー」としてデビューした車です。
まるでマンガのようなルックスのこの車は、『ルパン三世』の世界で描かれるとますます架空の車のように見えますが、ちゃんと実在します。
※GTとはグランツーリスモの略で、「長距離を快適に走れる車」という意味があります。
テレビ第2シリーズに登場|フォルクスワーゲン タイプ1他
テレビ第2シリーズ(1977年〜1980年)にも様々な車が登場しましたが、その中でも印象的だったのがフォルクスワーゲン タイプ1(通称ビートル)です。
ビートルは1938年〜2003年まで60年以上生産され、単一モデルとしては世界最多の製造台数記録を誇ります。
その他の登場車|ランドローバー シリーズ1
テレビ第2シリーズのオープニングにはランドローバー シリーズ1(ピンクパンサー)が登場しました。
ルパンは様々なランドローバーに乗っていますが、中でもこのピンクパンサーはルパンの世界観にピッタリでした。
ちなみに、ピンク色のランドローバーは砂漠用特殊車両として実在します。ルパンの魔改造ではありません。
その他の登場車|ティレル(タイレル) P34
第11話「モナコGPに賭けろ」で登場したF1カーはティレル(タイレル) P34です。
史上初の6輪F1カーとしてモータースポーツファンの話題をかっさらった伝説のフォーミュラカーでした。
その他の登場車|スバル サンバー
第151話「ルパン逮捕ハイウェイ作戦」には日本の大衆車スバル サンバーが登場。
サンバーはリアエンジン・リア駆動(RR車)のため、同じくRR車であるワーゲンバス風のカスタムカーが流行したこともあります。
サンバーには軽トラ版もあり、今でも農家の間で「農道のポルシェ」と呼ばれ愛され続けています(※RR車は2012年まで製造された6代目まで)。
その他の登場車|スバル レオーネ
同じく「ルパン逮捕ハイウェイ作戦」にはスバル レオーネも警察車両として登場しています。
初代は1971~1979年に発売されたスバルの主力車種で、スバル伝統の水平対向エンジンと四輪駆動の発展に大きく貢献したモデルです。
『ルパン三世 PART5』に登場|トヨタ セリカ
2018年に放送された『ルパン三世 PART5』には、国産スポーツカーのトヨタ セリカ TA22型が登場しました。
1970年に発売された人気シリーズの初代モデルです。
作中では、古い車体に最新技術を搭載するという、ルパンらしいレトロモダンな世界観に仕上げられていました。
ちなみにTA22型セリカは、日本での愛称は「ダルマセリカ」でしたが、アメリカでは「マスタングセリカ(マスタングのパクリ)」と言われていたそうです。
『ルパンVS複製人間』に登場|オースチン ミニ クーパー
1978年に公開された『ルパンVS複製人間』にはオースチン ミニ クーパーが不二子の愛車として登場し、逃走時のルパンが運転しています。
このミニクーパーは、ノーマルのミニをジョン・クーパーがレース仕様にカスタムした高性能バージョンです。
劇中ではさらに、地を這うような低さにローダウンされており、カーチェイスの際には大型トラックの下を駆け抜けるシーンが印象的でした。
『1$マネーウォーズ』『VS名探偵コナン』に登場|スバル 360
スバル 360は、日本の国民車として親しまれた名車で、ルパン三世シリーズでは『1$マネーウォーズ』(2000年)や『ルパン三世VS名探偵コナン』(2009年)などの作品に登場しています。
スバル 360は1958年〜1970年にかけて製造された日本初の大衆車。
特に『1$マネーウォーズ』は、普段欧州車に乗ることが多いルパンが、物語の舞台ニューヨークであえて日本の往年の名車をチョイスしたところがファン心をくすぐるポイントでしょう。
スバル360が飛行機型に変形する魔改造も、ルパンならではの魅力を堪能できます。
テレビスペシャル『EPISODE:0 ファーストコンタクト』に登場|ACコブラ
2002年に放送されたテレビスペシャル『ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト』は、ルパンと次元が出会う以前の物語を描いた作品です。
その劇中でルパンが乗っていたのがACコブラ。
この車は1962年〜1967年にかけて製造されたスーパーカーで、7.0LのV8エンジンは425馬力を生み出し、世間を圧倒しました。
大排気量エンジンと攻撃的なフォルムは、若かりし頃のルパンの野心や大胆さを象徴しているのかもしれません。
テレビスペシャル『お宝返却大作戦』に登場|メルセデス・ベンツ 300SLR
2003年に放送されたテレビスペシャル『ルパン三世 お宝返却大作戦!!』で登場したメルセデス・ベンツ 300SLRは、自動車史に残る伝説的な名車です。
1955年にわずか9台しか製造されなかったこの車は、F1マシンをベースにスポーツカーに改装されました。
実は作中では「架空のスーパーカー」として登場しますが、300SLRをモデルにしていると言えるほどにそっくりに描かれていました。
次元の愛車|三菱 500
テレビスペシャル『sweet lost night』(2008年)や『the Last Job』(2010年)などには、次元の愛車として三菱 500が登場します。
この車は、1955年に通産省(当時)が打ち出した「国民車構想」に対応するため、三菱が開発した車です。
エンジンが500ccのため、「500」と名付けられました。
実世界では同時期に開発されたスバル 360に惨敗し、販売台数が振るわなかったため、「名車として名を刻んだ」と言うには微妙な存在ですが、逆にマニア受けする最高のチョイスと言えるかもしれません。
渋くてカッコイイ次元にピッタリですね!
よくある質問
Q.フィアット500のルパン仕様・ルパンカラーは販売されていますか?
A.ルパン仕様・ルパンカラーのフィアット 500は販売されていません。
カスタムショップ等がイベントの展示車として手掛けることがありますが、基本的には販売目的ではないため市場に出てくることはごくまれです。
ルパン仕様のフィアット 500が欲しい人は、車を入手してカスタマイズする必要があるでしょう。
Q.ルパン三世が乗る車のプラモデルは発売されていますか?
A.ルパン三世が乗る車のプラモデルは多数発売されています。
フィアット 500、フェラーリ 312B、メルセデス・ベンツ SSKなどがあり、数千円のものから数万円のプレミアが付いたものまで幅広く取引されています。
まとめ
この記事では、『ルパン三世』シリーズに登場する魅力的な車を紹介しました。
ルパンの愛車として有名なフィアット 500(チンクエチェント)をはじめ、アルファロメオ 6C 1750グランスポルトやメルセデス・ベンツ SSKなど、多種多様な車がシリーズを彩っています。
これらの車の中には、現在では手に入れるのが難しい歴史的価値の高いモデルもありますが、フィアット 500のように今でも購入できる車も存在します。
今後の作品でも登場する車に注目しながら、『ルパン三世』シリーズをさらに楽しんでみてください。
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