ジープ グランドチェロキーSRT8 試乗レポート/松田秀士(1/2)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:オートックワン編集部
グランドチェロキーのハイパフォーマンススポーツモデル“SRT8”
昨年、ジープ・パトリオットがアメリカ車初のエコカー購入補助金対象車となるなど話題を呼んだクライスラー日本株式会社。
実は、3社ある米国車インポーターの中では日本国内トップの売り上げを誇るのだ。
クライスラーの中でもやはり売れ筋はジープブランド。
アウトドアが似合うブランド展開ながらも、オンロードもこなすオールラウンダーSUVとしてアメ車の中でも不動の地位を築いてきたのが元祖SUVともいえるチェロキー。
そのラグジュアリーモデルとなるグランドチェロキーにハイパフォーマンススポーツモデルのSRT8がラインナップされている。
クライスラーのレーシングカー等を製作する特殊車両開発部門によるスペシャルカーにはSRTのイニシャルが印される。SRTとはストリート&レーシングテクノロジーを略したものだ。
SRTはメルセデスでいうAMGのようなものと考えればよいだろう。そして8はアメリカンV8を意味していることはいうまでもない。
そのグランドチェロキーSRT8を一目見た瞬間に感じたことは“おお!低い”だった。
グランドチェロキーSRT8はベースとなるグランドチェロキーに対して約40mm車高がローダウンされている。そこに専用のフロント&リアのエアロが仰々しくレイアウトされ、いかにも「走るぞー」というイメージが伝わってくるのだ。
特に、リアバンパーセンターにはデュアルマフラーが構えられるようスリットが開けられている。そのデュアルマフラーの存在感は強烈!
なんといってもバンパー中央からニョキッと生えているのだからおおよそSUVのデザインテイストではない。足元に目をやると20インチの5本スポークアルミホイールの隙間からは赤塗のブレンボ製ブレーキキャリパーが顔をのぞかせる。
装着されるタイヤは20インチ超扁平のグッドイヤー製ランフラットタイヤで、サイズはフロント255/45:リア285/40だ。サスペンションはフロントにダブルウイッシュボーン式が採用され、これはレーシングカーのサスペンションと同じ。
対してリアはコイル式リジットと、明らかにオフロードを意識した堅剛なサスペンションレイアウト。もちろんこれはベースとなるグランドチェロキーに採用されているサスペンション型式をそのまま踏襲しているからなのだが、オンロード用として見たときにとても興味深く他に類をみないほど個性的な組み合わせなのだ。
フロントにダブルウイッシュボーン式、リアにコイル式リジット。車高が下げられSRTの技術が投入されたグランドチェロキーがいったいどんな走りをするのか興味が尽きない。
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