ジャガー XKR・XKR S 海外試乗レポート/西川淳(1/3)
- 筆者: 西川 淳
- カメラマン:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
ジャガー史上最強の量産モデル「XKR S」に試乗
2011年の今年、生誕50周年を迎えた名スポーツカーがある。ジャガーEタイプだ。
かのロングノーズ・ショートデッキスタイルは、その後の多くのスポーツカーに多大な影響を与え、今なお慈しむファンも多い名車である。
現代のジャガーラインナップの中で、そのEタイプ(XKE)の直系に当たるのが、XKシリーズ。現在、第二世代を迎えており、アルミニウム軽量コンストラクションと5リッター直噴V8エンジンによって生み出されるハイパフォーマンスで人気を博している。
このたびのフェイスリフト(マイナーチェンジ)では、いっそう精悍なスタイリングを得て、逞しく生まれ変わった。また、ジャガー史上最強の量産モデル、550HPのXKR-Sが登場したことにも、注目が集っている。
フレンチブルーに騙されるな!
ベースモデルでは、フロントマスクの変更点が特に目立つ。流行りのLEDを配した薄いヘッドライトに、よりワイドさとシャープさを強調したバンパー&グリルで、前からみた印象は以前に比べて相当にアグレッシブだ。
さらには新デザインのサイドベントや、同じくLED入りのリアコンビネーションランプに、薄型クロームガーニッシュなど、細かな変更が施された。インテリアもスイッチやマテリアルの見直しで見栄え質感がアップしている。
注目のXKR-Sに至っては、ほとんど別物の印象。エアインテークが追加されたフロントマスクはより挑発的で、大きなサイドスカートとリアウィング(ちょっと古くさいデザインだが)を備え、ホイールも専用デザインの20インチ。レディとジェントルマンのGTスポーツカーという印象が強かったXKシリーズが、専用色のフレンチレーシングブルーとあいまって、いっきにマッスルなスーパースポーツに変身、である。
XKR-Sでは、インテリアもまた従来のジャガーイメージを覆す仕立てに。見るからにホールド性の良さそうな新デザインのスポーツシート(ノーマルモデルにもオプションで装備可能)や、ハード&クールなマテリアルと色調で、内装全体のイメージは“硬派”のひと言。
ジャガーといえば、ウッド&レザーのブラウンなイメージだったが、ある意味、今風のスポーツ性を若々しく打ち出してきたと言えそうだ。
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