バリュー度高し！「ジャガー XE 20d」(直4 2.0 ターボディーゼル搭載モデル) 試乗レポート(1/3)
- 筆者： 国沢 光宏
- カメラマン：茂呂幸正/ジャガー・ランドローバー・ジャパン
待望のディーゼルモデルがいよいよ日本上陸、しかもバリュー度高し！
昨年6月の発表時から「2016年にディーゼルを追加します」と言っていた「ジャガー XE」の『20d』がやっと日本に入ってきた。
注目の価格は、同じ装備内容を持つ2リッターガソリンターボの20万円高、497万円から。減免税措置だけで価格的に”ほぼ”イーブンとなり、走れば走るほど燃料コストが浮いていくという、素晴らしいスペックでございます。
直4 2.0リッター級ディーゼルのライバルと徹底比較してみる
とにかく試乗といきましょう。
まずアイドリング。上級モデルの「ジャガー XF」も同じ180馬力の2リッターディーゼルを搭載するが、十分静か。大いに期待してXEのディーゼルに乗り変えたら、けっこう違います。
このジャンルで最も静かなディーゼルと言えばマツダの「SKYACTIV-D」2.2リッター。
少し遅れてBMWの2リッターが追う。ジャガーはさらに後方である。ムカシのディーゼルほどじゃないまでも、明確に賑やか。
アイドルストップ状態から始動するときのギア音や、始動した瞬間の揺れが大きめだ。おそらくXEの開発チームも改良が必要だと評価しているだろう。
まぁ輸入車の初年度モノに多い煮詰め不足か。来年になればXFくらい静かで滑らかになると思う。
このあたり、買うなら自分で確認を。
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1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない（本人談）Ｗｅｂサイトを運営中。記事一覧を見る
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