ステップワゴンvsセレナ 評論家生インプレッション読者試乗会(2/3)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:オートックワン編集部
杉山:正直言いますと、個人的には派手なものは実は受け付けないんです(笑)ですから、ステップワゴンの様なギラついたメッキグリルとかはどうも抵抗があるので、ルックスはデザイン的にまとまって見えるセレナの方が好印象です。
-ほほぅ、例えばどんな部分がお気に入りですか?
杉山:とにかく箱物としてのデザインバランスがいいです。面の見せ方なんかもシンプルで、クセがなく落ち着いている感じがします。
-なるほど。では、インテリアの印象はいかがですか?
杉山:セレナのインテリアはパッと見、シックで落ち着いてますね。特にシートのステッチは気に入ってます。ミニバン販売台数No.1というのが頷けます。特別、変に懲りすぎた部分というものが感じられないので、万人にすんなり受け入れられそうですよね。
ステップワゴンは“広い”の一言に尽きますね。横の広さは正直“こんなものか”という印象でしたが、縦方向の室内長の広さには驚きました。想像以上でした。特に各席の膝前のゆとりはスゴイですね。3列目でも余裕で足が組めて、今までの室内空間作りは何だったんだ?と思わせる広さですよ(笑)
-では、走ってみた印象や乗り心地はいかがでしたか?
杉山:ステップワゴンは、セレナより新しい為か、風切音もうるさくないし、エンジン音も静かに感じました。それは2列目や3列目でも同様な印象で、オーディオが良く聴こえました。
懸念点としては、ステップワゴンはセレナより室内長が長く、1列目と3列目は離れているせいか、どうしても互いの声が聞こえにくく、正直”会話”はしにくいですね。3列目に座っていた時なんか、日下部さんのインプレッションが、時々聞こえませんでしたからね(笑)
-乗り心地は、いかがでしたか?
乗り心地は、ステップワゴンの方がやっぱり硬い感じですね。全席でお尻にコツコツとシート下からの小刻みな衝撃が伝わってきました。特に3列目は顕著ですね。まあ使用頻度や収納性を考えるとあまり気にはなりませんね。ここは割り切って然りだと思います。
それに対してセレナは、どうしてもモデルがステップワゴンに比べて古いという点が不利だとは思いますが、高速での安定感は逆に良かったですね。シートの質感もステップワゴンより若干柔らかめで、ホールド感はありました。
-ぶっちゃけ買うならどちらですか?
そうですね、やっぱり時代を反映させるとステップワゴンですね。この広さと、前方視界の良さはやっぱり驚きです。乗り心地もスポーティなスパーダという割には良かったので、ノーマルの方も気になってきましたね。ディーラーで、早速試乗してみます!
日下部保雄の目!!
ビッグホーンも使い勝手は良かったと思うが、言うまでもなくエンジン、走りの性格共にこれから選択するミニバンとはまったく異なる乗り物だ。
これまでの様なクロカン遊びは出来ないが、ミニバンにはミニバンでしか出来ない世界が広がっている。室内の広さ、静粛性の面でも圧倒的な違いがあり、特にこれから家族と過ごす時間を増やそうとするにはおのずとカーライフの一貫に加わってくるクルマだ。きっと思い出に残る家族との生活が待っていると思う。
ステップワゴンの魅力は、何と言ってもクラス最大の室内空間だ。前後長が長く、サードシートの後方のラゲッジにも荷物を置けるスペースが結構あるので、フル乗車での旅行や、アウトドアグッズを積んでの遊びにも困ることはないだろう。
今回のステップワゴンはスパーダだったので、サスペンションを固めに設定した仕様だが、乗心地面では杉山さんのようなSUVユーザーならそれほど気にならず、むしろしっかりしていると感じたようだ。
ノーマルのステップワゴンは、スパーダよりもう少し乗り心地がマイルドな反面、ハンドルを切った時の応答性がスパーダほど良くない。いずれにしても、ステップワゴンはこれまでのスポーティ路線よりもミニバンの本筋に立ち返ったモデルで、素の良さを備えたモデルだと思う。
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