どこが違う!? 2つの顔が出来た新型ステップワゴン、“精悍”な「スパーダ」と“シンプル”な「エアー」の外観を写真で見比べてみた
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:島村 栄二・Honda
ホンダから、新型ステップワゴンが発表された。2022年春のフルモデルチェンジに先駆け、まずデザインを公開。ラインナップを変更し、エアロタイプで精悍な「STEP WGN SPADA(ステップワゴン スパーダ)」に加え、新たにシンプルなデザインが特徴の「STEP WGN AIR(ステップワゴン エアー)」を設定した。この2タイプの違いについて写真でじっくりと見比べてみる。今回は外装編をお届けしよう。
シンプル過ぎる! “オラオラ系”ミニバンとは真逆の方向を向いた新時代のミニバン像をアピール
さっそく新型「STEP WGN SPADA(ステップワゴン スパーダ)」と「STEP WGN AIR(ステップワゴン エアー)」の正面からそれぞれ見比べてみよう。
まずは全体のフォルムのシンプルさに驚く。2モデルとも、従来の価値観とは異なる新しい時代のミニバン像を目指したとホンダでは説明する。
ディテールを見ても、ライバル車などにみられるボディサイドの大げさなキャラクターラインや、つり目のようにとがったヘッドライトなどはなし。新型ステップワゴンは至ってシンプルかつクリーンなデザインでまとめられており、これがむしろ新鮮に感じられた。なおフロントピラー(前面の窓を左右で支える柱部分)は、現行型に比べ角度が立てられている。
エアロ系の新型ステップワゴン スパーダは、“オラオラ系”などと揶揄される派手な他のエアロ系ミニバンに比べれば随分とシンプルにまとめられた。ぎらつきを抑えたダーククロームメッキモールを控えめに加飾することで、上質で精悍な印象を与える。
対する新モデル、ステップワゴン エアーはシンプルだが単調ではなく、とても上品な印象。男女問わず好ましく受け入れられるデザインとなりそうだ。
大きく見える新型スパーダと、そうでもない新型エアーの違いはエアロにあり!?
続いてはサイドビュー。2021年12月10日(金)に先行公開されたティザー画像では、新型ステップワゴンのサイドビューがシルエットで先行公開されていたが、これを見た時に「大きく見えるなあ」と感じた方は多いはずだ。
2022年1月7日の先行発表時点ではまだスペックは一切発表されていないが、現行型と大きくサイズは変わっていないようである。
しかし新型ステップワゴン スパーダは、直線基調のデザインや、長くまっすぐ伸びたテールゲートスポイラー、ロア部のエアロパーツの効果もあって、ひと回り大きく見える。
対する新型ステップワゴン エアーは四隅の角がきれいに丸められ、不思議と大き過ぎる印象が薄い。エアロパーツやバンパーの造形の違いだけで、これくらいイメージが変わるのは驚きだ。
シンプルなリアデザインは1996年デビューの初代ステップワゴンを想い起させる
新型ステップワゴンの実車、そのリア部に目をやると思わず「おおっ」と声が出た。1996年デビューの初代ステップワゴンをほうふつとさせるシンプルなデザインだったからだ。
思えば初代は、これまで商用バンの派生モデルが主流だったMクラスミニバンのジャンルに、いち早く乗用車専用デザインを持ち込んだパイオニアである。そのスクエアでシンプルなスタイルが格好良く、大ヒット作に。
それを見たライバルメーカーが数年後に「日産 セレナ」や「トヨタ ノア/ヴォクシー」で後を追った。それくらい衝撃的なデザインだったのだ。
デザイナーの描くデザインスケッチにも、そんな初代ステップワゴンのイメージが色濃く映されているのがわかる。
「スパーダ」と「エアー」アナタのお好みはどちら!?
スパーダはストレートなリアウィングとロア部のスカート形状で重厚な印象だ。
対するエアーは、取材車両が白系の明るいボディカラーということもあってか縦型のテールランプがいっそう目立つ。テールゲート周りやクオーターピラー部も、シンプルだがけっして平板な印象でない。しみじみと眺めてみると、実は良く練られた造形であることがわかる。
「スパーダ」と「エアー」、2つのシリーズが誕生した新型ステップワゴンの外装をじっくりチェックしてきた。さて、アナタのお好みはどちらだろうか。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:島村 栄二・Honda]
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