日本版コンシューマレポート -ホンダ ステップワゴン ユーザー試乗レビュー-(2/6)
- 筆者: 桃田 健史
ステップワゴンのユーザー評価・レビュー/エクステリア
エクステリアは、大変面白い結果となった。
デザインイメージ評価で、全30設問の約1/3の9設問において「回答ゼロ」となったのだ。その9設問とは、「ちょっと背伸び」「可愛い」「印象薄い」「小さい」「小さ過ぎる」「大き過ぎる」「時代に少し遅れている」「欧州車っぽい」「アメ車っぽい」。
これらに対して票を集めたのは、「家庭的」が53.3%、「カッコいい」が40.0%、「大きい」が53.3%、「男向き」が50%(「女向きは3.3%、「中性っぽい」は16.7%)、「時代に合っている」が46.7%、となった。 こうした「イメージの偏り」は、商品イメージの強さの証明だ。
「顔が命の、ミニバン」。 (複数社のミニバン開発担当者、デザイン担当者のコメント)
その法則通り、今回のデータではデザイン評価のフロントが「4.0点」で合格点。年齢別では、50代が同「4.5点」と好評価だ。
コメントの中にもフロントデザインに関する内容が多く「いかつくて良い」「カッコ良くなった」など、ポジティブな声がある。また、フロントから受ける全体イメージとして「ワイルドさ」「幅広さ」を感じたユーザーもいた。
対して、リアが「3.7点」ホイールが「3.3点」、年代別では、40代がホイールに対して「2.4点」と厳しい評価だった。
さらに、今回の投稿者の数人は「ステップワゴン スパーダ」の模様。コメントで、そのように自己申告した方もいた。同車の影響もあり、イメージ評価の「上質」「高級」それぞれの項目(13.3%)を押し上げたと思われる。
筆者も実際に、「ステップワゴン スパーダ」を5日間試乗した。東京都内や東京周辺の住宅地、関東近郊の海岸リゾートなど、様々なシチュエーションで走ってみた。
デザインイメージとして感想としては、決して大げさな表現ではなく「アルファードやエルグランドに、負けていない」「ポルシェカイエンと並んでも、負けていない」。そんな、優越感を味わった。
スパーダを含めて「ステップワゴン」の外観デザインは「ミニバンのトレンドの王道」を正々堂々と貫いている。
だから、とても心地良い。
ステップワゴン/エクステリアに関するユーザーコメント
リアのスタイルはシンプルでスッキリした感じですが、フロント周りはイカツイ感じで相反する感じがGOOD! (okumasa777さん 愛知県)
初めて見た時は、フロントがセレナ サイド、リアがノアっぽい印象をもった (ちょ~たさん 兵庫県)
ワイド感はあるが先代よりスポーティーさは失われた (ヒガシタニさん 福井県)
パパカーって感じ (シモムラさん 福井県)
以前のデザインより、少しゴージャスになったデザインになっていると思いました (バンさん 埼玉県)
先代よりも外観から受ける室内の広さを感じた。先代は数値的には十分な室内の広さをキープしていたが外観から受ける印象が悪かった。家族で遠出するには最高の1台です (マツオカさん 奈良県)
先代より角ばった大きなヘッドライトが精悍に見え、ワイルドなよい外観になったと思います (ヒロムさん 愛知県)
全体的には好きですが、ホイールとサイドビューがいまいちですかね (ひでさん 千葉県)
ステップワゴンスパーダの感想です。フォグランプもついているし、タイヤがアルミなので、見た目が良いです。個人的にはミニバンの中で一番気に入りました。ちょっと若い夫婦で、ミニバンが欲しいけど、かっこいいのが良いなと思っているなら一番気に入りそう (ひろさん 埼玉県)
先代に比べスポーティーな感じはしないが無難で飽きの来ないデザインに仕上がっている。セレナにちょっと似ている (steeltreeさん 神奈川県)
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