日本版コンシューマレポート-ホンダ フィット ユーザー試乗レビュー-(1/6)
- 筆者: 桃田 健史
究極のオールマイティコンパクトカー、「フィット」。 F1で培った技術への探求心が生んだ、「フィット」。ヨーロッパなどでは「JAZZ(ジャズ)」と呼ばれる「フィット」。
2001年に初代誕生、そして2007年の第二世代への進化を経て、世界累計販売台数が343万4,000台(2010年5月末時点)に達した大成功モデルだ。
「フィット」は、ホンダが世界に誇る「ホンダらしいモノ作り」の集大成なのだ。しかしホンダは、ウカウカしていられない。
なぜならフィットは、「ヴィッツ」「デミオ」「マーチ」の国産勢、コンパクトカー王国の欧州勢、クオリティが飛躍的にアップしてきた韓国勢、そして信じられない低価格攻勢を仕掛けてくる中国勢など、世界中のライバルたちに完全包囲されているからだ。
さらに日本では、価格帯で競合となる軽自動車たちも「打倒!フィット」を掲げて攻勢を強めている。
「ハイブリッド」バージョンも登場し、次世代に向けた変化(へんげ)を始めた「フィット」。その将来像は果たしてどうなるのか?
今回も、日本版コンシューマレポートは「クルマの核心」に迫る。全国のユーザーの「生の声」から、ベストセラー「フィット」を、ザクッと大解剖してみたい。
・車両価格
(1.3G)1,197,000円/(1.3L)1,460,000円/(1.5X)1,460,000円
(1.5RS) 1,690,000円
・発売日
2007年10月26日
・メーカー月間販売台数
6月:15,955台/5月:11,880台/4月:12,222台
・ユーザー試乗募集時期
2010年6月1日~2010年6月15日
・回答ユーザーの実態