魅惑のフレンチハッチ 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂幸正
2011年夏前、ルノーメガーヌとシトロエンC4が相次いでモデルチェンジを行った。するとプジョー308もフェイスリフトを行なうなど、同時期にフランスの3メーカーが動きを見せた。そこで其々のモデルのハイグレードモデルを比較したい。
ルノーメガーヌは、2011年5月にモデルチェンジ。スポーティモデルであるメガーヌRSの方が先に日本導入したのも記憶に新しいが、ベーシックなメガーヌも少し遅れてようやく日本導入。車種は、写真のスポーティな「GTライン」(価格275万円)と、エレガントな「プレミアムライン」(価格268万円)という2機種を設定。
シトロエンC4は、2011年6月にモデルチェンジ。従来のC4にはクーペとセダンが存在したが、今回はクーペの役目を担うDS4が少し遅れて追加されたこともあり、C4は標準的な5ドアハッチバックのみ。グレードはベーシックな「セダクション」(価格256万円)と、上級の「エクスクルーシブ」(価格299万円)の2種類があり、今回の撮影車両は後者。
デビューが2008年6月という308は、1年前の2007年7月に「スタイル」を除くモデルに6速ATを与えた。そして2011年6月、フェイスリフトとラインアップの見直し、及びCCやSWを含む308シリーズの一部機種で価格の引き下げを実施。5ドアハッチバックモデルの上級機種「シエロ」のレザー仕様では、従来に対し20万円も安い329万円に設定。その他グレードの価格は、「スタイル」が254万円、「プレミアム」のMTが309万円、ATが279万円、「シエロ」のファブリック&レザー仕様が309万円である。
日本市場において、Cセグメントの輸入ハッチバック車というと、VWゴルフが圧倒的に強いが、同価格帯ながら、より個性的で味のあるフランス車に目を向けるのも悪くない。
早速その魅力をお伝えしたい。
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