日・米・欧プレミアムクロカンSUV 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
今回は、日本、アメリカ、ヨーロッパそれぞれの代表的プレミアムクロカンSUVの3モデルを持ち込んだ。生い立ちやコンセプトの違いによるクルマとしての素性の違いを探ってみたい。
ランドクルーザーは、今や世界を代表するオフローダーに成長した。先代の100系から、ほぼ10年ぶりに2007年9月にフルモデルチェンジ。キープコンセプトの中で、プラットフォームからパワートレインまですべてを一新。最新のテクノロジーをふんだんに盛り込み、現時点で考え得るあらゆる要素を盛り込んでの登場となった。グレード体系は、現時点ではスタンダードの「AX」と、上級の「AX"Gセレクション"」の2タイプのみ。従来あったシグナスは未設定となっている。
ハマーH3は、2002年より三井物産オートモーティブが扱っているH2の弟分にあたり、2005年より日本に導入されている。このほどGMAPJ(GMアジア・パシフィック・ジャパン)の扱いとなり、2008年モデルでは待望の右ハンドル仕様が追加された。
H3は、GMのミドルクラスのトラックであるシボレー・コロラド系のシャシーに、ハマーらしいルックスのボディを与えたという成り立ちとなっている。車種体系は、メカニズム的には1種類だが、装備の違いにより4タイプのモデルが設定されている。
ディスカバリー3は、ランドローバーブランドの中核を担うモデル。1989年に初代モデルがデビューし、2005年に発売された同モデルで3世代目となる。従来も含め、日本でも非常に人気の高いモデルである。2007年夏に一部仕様変更され、カーナビが標準装備となったほか、最上級グレードのHSEには、自動防眩ルームミラー、プライバシーグラス、ASF(アダプティブ・フロントライティング・システム)などが採用された。
3台が持つ個性と魅力をそれぞれ紹介していこう。
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