デビュー半年の新型ヴェゼルとデビュー1年のヤリスクロス、2台の長~い納期待ちはその後どうなった!?

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コンパクトSUVのホンダ 新型ヴェゼルが2021年4月にデビューしてから、およそ半年が経過した。相変わらずの人気ぶりで、グレードによっては納期1年待ち(!)という状況が続いているというからスゴイ。いっぽう、ガチのライバルであるトヨタ ヤリスクロスも、2021年8月末のデビューから1年が経過。いまだに納期に半年以上かかるという。そんな大人気のコンパクトSUV2台の納車状況について改めて比べてみよう。

目次[開く][閉じる]
  1. いったい納期はどれくらい? ホンダやトヨタのホームページ上では「工場出荷目処」を表示し注意を喚起する事態に
  2. 新型ヴェゼルの納期はおよそ半年から、グレードによっては1年以上かかる場合も
  3. ヤリスクロスの納期も半年以上を覚悟したほうが良い
  4. 長い納期待ちが当たり前になった今、「新車購入時期」に関するこれまでの常識は通用しなくなった!

いったい納期はどれくらい? ホンダやトヨタのホームページ上では「工場出荷目処」を表示し注意を喚起する事態に

さて、デビュー半年のホンダ 新型ヴェゼル、デビュー1年強のトヨタ ヤリスクロス、それぞれ気になる納期はどれくらいなのだろう。半導体不足や新型コロナ禍の影響によるアジア圏からの部品供給遅れなどの影響もあって、ユーザーの関心度も高い。

そのためホンダ、トヨタ共に現在、各社公式ホームページでは『工場出荷目処』の記載がある。あくまでも目安だが、そこを基準に購入検討すると良いだろう。

なお実際の納車は、工場から船舶もしくは陸路による輸送を行い、販売会社まで配車。さらに納車前の整備・ディーラーオプションパーツの取り付けなどを行ったうえで、ようやく登録を行う。地域や装備の違いにより差は出るが、記載の出荷目処に1ヶ月程度プラスして考えておけばおおよその目安となるだろう。

新型ヴェゼルの納期はおよそ半年から、グレードによっては1年以上かかる場合も

Hondaによると、新型ヴェゼルの工場出荷目処は『ガソリン車:6ヶ月程度』『e:HEV:半年以上(一部タイプ・カラーでは1年以上かかる場合がございます)』(2021年10月4日現在)とある。

ガソリンモデルでも半年強、ハイブリッドの場合はおよそ1年待ちという長期の納車待ちが発生している。

中でも、発売当初より最上位グレード「e:HEV PLaY」がホンダの想定以上に人気を集め、生産台数割り当ての少なさから1年待ちという状況になっていたが、これはまだ解消に至っていないようである。他のグレードやボディカラー、オプション装備によっては同様に納期がかかる場合があるようだ。

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ヤリスクロスの納期も半年以上を覚悟したほうが良い

いっぽうのヤリスクロスは『ご注文いただいてから、5-6か月程度(機能により納期が異なりますので、詳しくは販売店にお問い合わせください)』(2021年10月1日現在)となっている。ヤリスクロスの納期は早くとも半年強、と見たほうが良いだろう。

実際、SNSでヤリスクロスを調べると『ついに納車された!』あるいは『納車待ちです』といった類のつぶやきを目にする機会が他モデルに比べ多くみられる。購入ユーザーの期待の高さの現れと共に、SNSへ積極的に投稿する若いユーザー層も多い点もこうした傾向を加速させているのだろう。

オプションのナビキット装着は、納車よりさらに後になる可能性も

また特記事項として、ディスプレイオーディオ装着車で販売店装着オプションのナビキットを注文した場合、納車時点で数か月取り付けが出来ない場合があるとしている。せっかく納車されても、しばらくはスマホ接続によるナビアプリの活用などでしのぐ必要が生じる。この点は注意しておきたい。

長い納期待ちが当たり前になった今、「新車購入時期」に関するこれまでの常識は通用しなくなった!

新型ヴェゼルとヤリスクロス、どちらも半年から1年以上に及ぶ納期が生じていることが改めて確認出来た。直近の車検を機に乗り換えようと考えているなら、考えを改めたほうが良いかもしれない。

これは今回の人気の2台だけの特殊な事例ではない。納期が半年以上かかるケースは各メーカーで複数発生している。特に現在人気の中心となっているハイブリッドモデルでその傾向が強い。

ちょっと前なら、車検を機に乗り換えを検討するような場合、検査切れの3か月前くらいに商談すればギリギリ納車に間に合うだろうというなんとなくの感覚が、ユーザーの間にもあったと思う。しかし2021年10月現在、そうした過去の常識が一切通用しなくなっている。

これから新車購入をするなら、今まで以上に余裕を持った計画を!

車検切れと納車時期が多少の時間差程度なら、販売店も気を利かせて代車を貸してくれるケースもある。しかし新型ヴェゼルやヤリスクロスのようにあまりにも長い納車待ちとなると、ユーザーも継続車検を取得せざるを得なくなる。大きな整備などを伴う場合もあるから、それは出来れば避けたいところ。

余計な出費を発生させないためにも、今まで以上に余裕を持った新車購入プランを立てたいところだ。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:和田 清志・茂呂 幸正・Honda・TOYOTA]

トヨタ/ヤリスクロス
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筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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