モデル末期のヴォクシーやステップワゴンは買い時なのか!? 1年前の常識が通用しない緊急事態! 激戦Mクラスミニバンの最新購入術を伝授
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:TOYOTA・Honda・NISSAN
ファミリー層に大人気のミニバン、中でも人気の中心は「トヨタ ヴォクシー/ノア」「日産 セレナ」「ホンダ ステップワゴン」などが揃う、Mクラスミニバンのカテゴリーだ。メーカーをまたぎ、見積りを比較検討するシビアなユーザーも多い同クラス。果たして2021年秋、狙い目のミニバンはどのクルマだろうか。
実はいま、各車ともデビュー5年以上を経過した「モデル末期」という特殊な状態にある! 値引きで買うか、それとも新型を待つべきか。激戦のMクラスミニバン、2021年秋の最新購入術を伝授する!
1996年のステップワゴン、99年のセレナ、そして2001年のノア・ヴォクシー参入から20年に渡り今も続くMクラスミニバンの戦い
Mクラスミニバンのカテゴリーは、1996年に「ホンダ ステップワゴン」が開拓し、99年の「日産 セレナ」がフォロー、さらに2001年の「トヨタ ノア」「ヴォクシー」参入によって市場が拡大した。
ヴォクシー/ノアが登場した2001年当時は、各社が大小様々なカテゴリーのミニバンで参入し、一大ブームの様相を呈していたが、近年はその勢いもほぼ収束している。
そんな中でもMクラスミニバンだけは、20年に渡る熾烈な戦いをいまも繰り広げている状況だ。
ヴォクシーやステップワゴンは2022年春頃までにフルモデルチェンジか
そしてステップワゴンは現在、2015年に登場した5代目。セレナは2016年登場の4代目、ヴォクシー/ノアは2014年に登場した3代目がそれぞれ現行モデルとなっている。いずれもデビューから5年以上が経過していることから、フルモデルチェンジ間近だと言われており、各社とも激しい値引き競争を伴うセールス合戦が行われている。
特にステップワゴンとヴォクシー/ノアは年内にも新型の発表が行われ2022年春にはフルモデルチェンジが実施される模様。この2モデルの現行型が欲しい場合は特に早めに商談を実施しないと、注文受付が終了してしまう可能性も高い。
「今買うべきか」「新型を待つべきか」悩んでいる前にまず商談をスタートさせないといけない理由
ここで悩ましいのが「今買うべきか」「新型を待つべきか」という問題だ。
強調しておきたいのは、数年前に新車を購入した経験がある人も、過去の経験はあまり役に立たないと思ったほうが良いという点。新車生産の状況が、ここ1年で大きく変わっているのだ。
特に、車検期間をきっかけに乗換えをしようと考えている方はのんびりと構えず、ともかく早々に近くの販売ディーラーと相談を開始したほうが良いだろう。
半導体不足などの部品供給不足による生産遅れが深刻な状況にある
ここ1年、コロナ禍による生産遅れや半導体不足の影響を受け、新車の生産が全体的にかなり滞っている。注文後半年以上待つのは当たり前だ。Mクラスミニバンは比較的納期は早いほうだと言われているが、それでも最低半年の余裕は見ておいたほうが良い。
また近年の新型車は、生産調整をしっかり行う点も気を付ける必要がある。中でもモデルチェンジ前の販売終了は、思った以上早くから工場生産のオーダーを終えてしまうケースが多いのだ。
モデル末期の在庫一掃値引きセールを期待し、販売店に出向いた時にはもう『在庫はございません』となっている…このように、以前では生じなかった事が次々と起きているのだ。
2022年春発売と噂の新型ヴォクシーやステップワゴンを狙う場合も早々に動いておこう
さらに、2022年春とも言われる新型ヴォクシーやステップワゴンを狙っているのだとしても、早々にオーダーしておかないと、手元に届くのは2022年夏から秋、という事態も容易に想像される。
昨今はメーカーも、正式発売前からティザー情報を発信するようになって久しい。またこのタイミングに合わせ、販売店でも正式発表前から先行予約商談を実施するのが当たり前となっている。
正式発売が行わえた後、のんびり販売店に出向いた頃には『納期は半年待ち』『1年待ちです』なんて事態が待ち構えている…そう心得たほうが良いだろう。
セレナが狙い目に! 少し遅れて2022年中もしくは2023年にフルモデルチェンジ
いっぽう日産のライバル車「セレナ」は、少し遅れて2022年中のフルモデルチェンジが予想される。しかしセレナは少し事情が異なる。
遅れてきたセレナは、その後も積極的なアップデートを実施。「プロパイロット」に代表される最新のADAS(先進運転支援機能)を採用し、日産が推す新型ハイブリッドe-POWER(イーパワー)を搭載するなど、先進技術満載の状態にあるからだ。
ヴォクシーやステップワゴンがフルモデルチェンジし最新機能を搭載した後も、一定の商品力を保つことが予想される。現在の値引きによる商戦も、今後はモデル末期の不利を補う意味でも、より強化されていることが期待される。セレナはこれからが狙い目かもしれない!
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:TOYOTA・Honda・NISSAN]
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