上級ステーションワゴン 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
SUVまでは要らないし、ミニバンも必要ないし、十分な2列のシートと使いやすいラゲッジスペースがあれば十分という人も少なくないはず。
そして、少々高くてもいいものを選びたい。あるいは、このクラスであれば、セダンにプラスアルファのユーティリティを求める層もある。そうしたニーズに応える車種は、現状の国産車のラインアップでは非常に少なくなっているが、欧州車では有力な選択肢がいくつもある。
今回は、そうしたニーズに応える、ちょっと上級なステーションワゴンを集めた。国産代表として、レガシィアウトバックの3.6R、輸入車上級ワゴンの代名詞で、低価格戦略を打ち出しているボルボのV70、そして販売が好調なアウディのA4アバントという3モデルだ。
2009年5月に登場した5代目レガシィには、当初よりアウトバックも設定された。ワゴンをベースにSUVのテイストを加えたという成り立ちで、唯一3.6リッター6気筒エンジン搭載モデルを設定するなど、実質的にツーリングワゴンの上級モデルとして位置づけられている。
日本国内の現役ワゴン車の中で、もっとも価格が高く、プレミアム感もあるという部分で国産代表として持ち込んだ。今回の撮影車両は、SIレーダークルーズコントロールを標準装備する「3.6RSIクルーズ」だ。価格370万1,250円。
ボルボを代表するエステートモデルであるV70は、2007年10月に7年ぶりにフルモデルチェンジ。
2009年7月より導入された2010年モデルではラインアップが整理され、従来からの「T6 TE AWD」「2.5T LE」と、新たなエントリーグレードとして設定された、今回の「ノルディック」の3グレード展開となった。価格は449万円。
アウディの主力モデルであるA4は、まずセダンが2008年3月にデビューし、同年8月にアバントが追加。当初は、FFの「1.8TFSI」と4WDの「3.2FSIクワトロ」という2本立てだったところ、2009年3月に本命といえる「2.0TFSIクワトロ」が追加。
今回は上級かつスポーティな仕様の「S-line」を持ち込んだ。価格は584万円。なお、2010年モデルでは価格が改定されるとともに、3.2FSIクワトロは廃止となった。
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