女性向け軽自動車 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
2009年8月、ダイハツから新型車ミラココアが登場した。若い女性ユーザーにターゲットを絞ったかわいらしいデザインが特長で、アルトラパンの対抗馬となる。
グレード体系は、上級モデルの「ミラココアプラス」と、ベーシックな「ミラココア」に大別。ミラココアプラスには「L」「X」「G」の3グレード、ミラココアには「L」「X」の2グレードに分かれた、5グレードとなる。
エンジンは、ツインカムDVVT直列3気筒のみで、トランスミッションはCVTをメインとし、4速ATも選べる。今回は最上級モデルであるミラココアプラスG(価格130万円)でチェックする。
好評を博した初代のイメージを受け継ぐレトロモダンなスタイリングを与えられた現行アルトラパンは、2008年11月にモデルチェンジ。
ワゴンRより採用された新世代のプラットフォームにより、広い室内空間と優れた走行性能を得ている。エンジンは自然吸気だけでなくターボも選べ、双方にCVTがあり、自然吸気では4速ATも選べる。
自然吸気エンジンの「G」「X」、ターボの「T」の3グレード体系。今回はミラココアにはないターボモデルのT(価格135万7,650円)を持ち込んだ。
i(アイ)は上記2モデルとは素性の異なるクルマで、リアミッドシップレイアウトが特徴。当初は女性ユーザーをターゲットとしていたが、実際には年配の男性も含めた幅広い層に支持されている。
エンジンは直列3気筒のMIVECターボと同自然吸気で、全車4速ATの組み合わせ。2008年12月の改良で、ターボ仕様のエンジンを搭載した「T」、自然吸気エンジンを搭載し装備を充実させた「Vivace(ビバーチェ)」、装備を簡略化した低価格モデル「S」の3グレードに絞られた。
また、今夏には電気自動車「i-MiEV」が市販化された。撮影車両は新グレードのビバーチェ(価格120万7500円)だ。
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