スバル 新型インプレッサ vs マツダ 新型アクセラ どっちが買い!?2016年モデル徹底比較(1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
フルモデルチェンジされた新型インプレッサと大幅改良が施された新型アクセラ、いま人気の2台でライバル車対決!
2016年も後半に入ったが、これから発売される新型車の中で特に注目されるのがスバルの新型インプレッサだ。最近のスバル車は走行性能に力を入れ、新型はプラットフォームやサスペンションも刷新する。走りのレベルが大幅に向上するわけだ。
エンジンは従来と同じく水平対向4気筒の1.6Lと2Lだが、約80%の部品を見直して高効率化と軽量化を達成した。すべてが新しい文字通りのフルモデルチェンジになる。
今回は、インプレッサのライバル車であるマツダ アクセラとの比較チェックを行いたい。比較グレードについては、インプレッサは売れ筋となる5ドアボディのスポーツで、2Lエンジン搭載車。
そして、アクセラも同じく5ドアハッチバックのスポーツで、エンジンは直列4気筒1.5Lのクリーンディーゼルターボ。改良が施されたアクセラには2Lガソリンエンジンが用意されず、1.5Lガソリン、1.5Lと2.2Lのクリーンディーゼルターボ、2Lのハイブリッドという構成。吊り合いが取れるのは、価格を含めて1.5Lのクリーンディーゼルターボを搭載したスポーツの15XDプロアクティブや15XD・Lパッケージとなる。
外観デザイン・サイズ・視界・取りまわし性比較/新型インプレッサ vs 新型アクセラ
外観デザインは両車とも似た印象を受ける。特に新型インプレッサスポーツは、新型になってサイドウインドーの下端が後ろに向けて大きく持ち上がっている。先代に比べて外観の躍動感は強まったが、斜め後方の視界が悪化しているので注意したい。
新型インプレッサのようなデザインはいまや世界的な傾向となっており、新型アクセラスポーツに至っては新型インプレッサスポーツ以上に鋭角的だ。そのため、後方視界は新型インプレッサスポーツよりもさらに悪化しているが、個性は際立つ。フェンダーの周辺も両車とも盛り上がっており、力強いイメージを受ける。
スバルの新しいデザインテーマは「ダイナミック&ソリッド」、マツダは「魂動デザイン」。世界観は異なるが、ユーザー視点で見ればどちらのメーカーも概ね同じ方向に発展している。
ボディサイズもほぼ同じ。新型インプレッサスポーツの全長x全幅x全高は、4460mm×1775mm×1480mm。新型アクセラスポーツは4470mm×1795mm×1470mm。新型アクセラスポーツは全幅が20mmほどワイドだが、それでも1800mm以下には収まる。
ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は新型インプレッサスポーツが2670mm、新型アクセラスポーツは2700mm。新型インプレッサスポーツは水平対向エンジンを搭載した前輪駆動と4WDだから、フロントオーバーハング(ボディが前輪よりも前側に張り出した部分)が不可避的に拡大してホイールベースの確保が難しいが、それでも全長の割に十分な寸法となる。居住空間は前後輪の間に位置するので、ホイールベースが長ければ車内を広げやすい。
最小回転半径は両車ともに、駆動方式を問わず5.3mで等しい。勝敗は視界が若干優れたインプレッサスポーツの勝ちとなる。
勝者:インプレッサスポーツ
前後席の居住性比較/新型インプレッサ vs 新型アクセラ
前席の居住性は両車ともに同等だ。サイズに余裕を持たせ、新型インプレッサスポーツは体が適度に沈んだところで腰の周辺をしっかりと支えるから、リラックスできる座り心地となる。
新型アクセラスポーツは少し硬いが、ボリューム不足はなく、体のホールド性に重点を置く。少しスポーティな座り心地に仕上げた。両車で印象は異なるが、長距離を快適に移動できて優劣を付け難い。
後席は両車ともに座面の柔軟性がいまひとつ不足気味。後席の下側には燃料タンクがあるので、柔軟性を確保しにくい事情がある。
その上で比べると、後席では足元空間に差が生じる。身長170cmの大人4名が乗車して、新型インプレッサスポーツでは後席の膝先空間に握りコブシ2つ半の余裕ができるが、新型アクセラスポーツは1つ半にとどまる。アクセラスポーツは前席の下側に足が収まりやすいから大人4名の乗車は十分に可能だが、視覚的な広々感も含めると新型インプレッサスポーツが勝る。
頭上の空間は両車ともに握りコブシ1つ弱で、平均的な余裕になる。
勝者:インプレッサスポーツ
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