【比較】レクサス NX vs BMW X3 どっちが買い!?ライバル車 徹底比較(3/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
LEXUS NX vs BMW X3 -動力性能対決-
エンジンは、選んだグレードがレクサス NXは2リッターのガソリンターボ、BMW X3はディーゼルターボだから、性格が大きく異なる。X3のディーゼルは静かな部類だが、NXのガソリンターボに比べれば、ディーゼル特有のノイズが聞こえる。
動力性能は、低回転域と実用域の駆動力が力強いのは「X3」。最大トルクが38.7kg-m(1750~2750回転)に達するためだ。
もっとも、NXの2リッターターボも35.7kg-m(1650~4000回転)だから加速力は十分。ガソリンターボとあって4000回転以上の吹け上がりも良く、一般的でパワフルな運転感覚といえるだろう。幅広いユーザーにとって扱いやすい。
LEXUS NX vs BMW X3 -乗り心地対決-
運転感覚は両車ともにスポーツ指向だが、X3は小さな舵角から正確に反応して、セダンに通じるBMWの持ち味がある。一方、レクサス NXは機敏に曲がる感覚が分かりやすい。両車とも北米市場を意識して開発されたが、X3はドイツ車としての持ち味が強い。NXは北米好みのスポーツ感覚を明確に反映させた。
乗り心地は両車ともSUVでは快適な部類だが、足まわりの伸縮性が優れ、タイヤを路面にしっかりと接地させて細かく跳ねるのを抑え込んだのはX3だ。NXはX3に比べると相対的に硬めに感じる。
BMW X3は、登場してから時間が経過したこともあって“熟成”が進んだ。対するレクサス NXは発売直後で、今後の進化も期待されるだろう。
クルマ全体の完成度はX3が高いのだが、内外装から走りまで3シリーズのSUV版といった印象で、意外性という面においては乏しい。対するNXは、良し悪しは別として外観の目立ち度が“極めて高い”。インパネの造りもレクサス車を含めて従来の日本車とは違う。面白さを感じさせるのがNXの特徴だとすれば、運転感覚まで含めて整合性は取れている。
つまりNXは少し弾けているというか、従来の路線から逸脱したところに魅力があるのだ。これが新しいレクサスの方向性だとすれば、将来的にBMWやメルセデス・ベンツとは明確に違う個性を身に付けられるだろう。
レクサス NXは危うさを伴っていることも事実だが、今後の展開が楽しみである。
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