200万円で買える新車 徹底比較(3/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:原田淳
スポーツカーをよりスポーツカーらしく楽しむ
コクピットはタイトだが、意外や身長180cmオーバーの人が乗っても問題ない。無駄を省いてシンプルにまとめられたインパネは、スポーツカーらしいストイックなたたずまい。ただし、樹脂パネルの質感はやはり軽自動車っぽいので、その点はいたしかたないところか。
そして、軽自動車でこの価格ながらアクティブトップを持つのがコペン最大の武器だろう。約20秒で開閉し、オープン/クーペスタイルを楽しめる。悪天候の多い日本では、電動開閉式メタルトップこそオープンカーを楽しむ最高の手段に違いない。
セカンドアニバーサリーエディションでは、専用のレカロシート、MOMO本革巻きステアリングホイールと、これらとコーディネートを図ったレッドカラードアトリムと、ディスチャージヘッドランプが装備される。
ちなみに、このレカロシートはコペンオーナーに非常に好評で、のちに単品で販売されることになったほど。シートヒーターまで備わる。
コペンを買うなら、セカンドアニバーサリーエディションがオススメだ。
センタータンクレイアウトが生んだ高い利便性
この価格にしてアッパレ! とにかくすべてがそつなくまとめられっている。最大のアドバンテージはセンタータンクレイアウトによる室内空間の広さにある。さすがに5人乗車は後席中央がツライが、4人乗車なら十分。リアシートの居住スペースも十分に確保されている。
リアシートをダイブダウンさせると、低床で広大でフラットなスペースが作り出せる。また、リアシート座面を跳ね上げると、室内高1280mmの荷室が出現する。このサイズのクルマながら、あらためて室内の広さと使いやすさに驚かされるのだ。
インテリアデザインは、とくにどこかが秀でているわけではないが、シートの出来もまずまずだし、収納スペースの設定も過不足はない。とにかくマルチに使えるクルマ。売れているのもうなずける。
乗るたびにフィットはエライと痛感させられてしまう。 またデビュー当初は跳ねがひどかった後席の乗り心地も、今ではやや硬さ感は残るものの、ずいぶん改善された。 HDDナビほかオプション装備を付けて、それでも153万円台とは、フィットって本当に安い・・・。
ライバルを圧倒する開放感と使い勝手が魅力
ラフェスタ最大の魅力は、パノラミックルーフや、直立した広いサイドウインドウによる圧倒的な「開放感」にある。そして、インテリアの各装備は非常に使い勝手に優れる。
収納スペースが豊富で、どれもが使いやすい形状と大きな容量が確保され、シートアレンジの設定も、実際の使い勝手をよく考慮したものとなっている。
特ににベビーフレンドリーモードなど、小さな子供のいる主婦にとって、ラフェスタほど使いやすいクルマはないだろう。 ミニバンとしての使い勝手にも不満はない。さすがに3列目シートの居住性はワンボックスタイプのミニバンには及ばないが、同クラスのライバルに比べるとかなり広い。 インパネに設けられた3列目シート専用のエアコン吹き出し口や、2列目に専用のエアコン吹き出し口を装備し、プラズマクラスターイオンエアコンを選択できるあたりもサスガ。
ハイウェイスターではブラックの専用内装となり、これらの利便性を享受しつつ、精悍な印象のインテリアを楽しめる。
内装・装備の総評
200万円というくくりでライバル関係にない車種をピックアップしたので、それぞれの特徴的なポイントに着目してみた。それにしても、コペンはさておき、ラフェスタもフィットも、限られたスペースの中で本当によく考えて設計されていることを痛感した。反面、もちろんこの価格帯のクルマはコストの制約が大きいはずなので、クオリティ的にはそれなりではある。その点について不満を言ってもしょうがないだろう。
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