プレミアムSUV 徹底比較(3/4)

プレミアムSUV 徹底比較
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個性的な空間に3列シートを得た

インパネフロントシート

インテリアデザインもエクステリアに通じエキゾチックなテイストでまとめられている。できるだけ直線部分をなくした、最近のBMW流といえるデザインは、7シリーズや5シリーズにも通じ、3シリーズを究極的に高級志向にしたようにも思える。

 マイナーチェンジしたばかりの5シリーズと同じく、ATシフトレバーが独創的な方式とされた。ドライバー側に傾斜し、Pには上のスイッチを、また横のスイッチを押してD→Rとなっており、左側に倒せばマニュアルシフトができる。

 もちろんBMWらしく、押してダウン、引いてアップとなっている。新しいドライビングインターフェイスの構築は、BMWがまたしても他社に先んじた。

 スポーティな形状のフロントシートは、大柄な人もゆとりを持って座れるたっぷりとしたサイズとなっている。レザーの質感も非常に高い。

 後席の居住性も高く、ボディサイズ拡大の恩恵は、むしろ後席に当てられたようだ。初代X5よりも100mmホイールベースを延長してオプション設定された3列目シートは、やはり常用するとなると厳しいものがあるが、乗降性も居住性も、こちらもボディサイズアップに救われている。

 3列目へのアクセスは、初代MINIにあったような、2列目を前方にスライドさせてシートごとガバッと持ち上げる方式となっている。3列目シートは左右独立しており、それぞれ前倒しするとラゲッジフロアとまっ平らになる。ひとつあたり重量減につながり、アレンジの操作もしやすく、用途により使い分けられるというメリットがある。

 BMWというと、たとえ5シリーズのツーリングといえどもゴルフバッグの積載には少々苦労するところだが、X5であればラゲッジルームのスペースも十分。トノロールも備わる。左右にネットの固定のアンカーが、レールでスライドできるよう設置されている。ボードを上げると、深く容量の大きなアンダーボックスが備わる。BMWらしく、車載工具がこちらに整然と置かれている。

 また、バックビューモニターが付き、左側ミラーから見下ろした映像もモニターに映し出すことができるのも、輸入車としては珍しく、大いに歓迎したい。

2列目シートメーターシフトラゲッジ3列目シート

誰しもが高級感を実感できる空間

インパネフロントシート

乗った瞬間に、オフロードの王者らしい高級感を実感することのできる室内空間は、「クルーザーのキャビンに触発されてデザインされた」とのこと。

 素材そのものも非常に高級なレザーとウッドをおごられる。もっと高価格帯に属するプレミアムサルーンを引き合いに出しても、ここまでの高級感を乗員に提供してくれるクルマというのもなかなか思い当たらない。

 素材の異なる多くのパネルを様々に組み合わせることで、直線的な構成の中で、至上の高級感を演出している。ほとんどのボディカラーで、計9種類のトリム&シートのカラーコーディネートが選択できる。

 室内高が他の2モデルに比べて大きいため、ドライビングポジションがアップライトになっているが、さらに頭上空間に余裕がある。そして、結果的に開放感が高くなっている。

 後席の居住性も、前席に比べほとんど遜色ないというか、むしろより快適な移動空間となっている。

 ラゲッジルームも広くスクエア。他の2モデルよりも、素性の違いからか、フロアが高いが、室内高もあるため、結果的にもっとも広く使える。ラゲッジルーム後端は、後ろに倒してイスとしても使えるようになっている。実用性を考えても、もっとも「使える」クルマであることもレンジの強みである。

リアシートメーターシフトラゲッジラゲッジアレンジ

乗用車セダン的なパッケージング

インパネフロントシート

ボディサイズやパッケージの設定もあって、室内空間の雰囲気がもっとも乗用セダンに近いのはトゥアレグだろう。

  Aピラーが寝かされ気味で、最低地上高が高く、車高が高いのは当然として、ドライビングポジションはそれほどアップライトではない。その意味では、セダンからの乗り換えユーザーも臆することなく乗れるのではないかと思う。

 先だってのマイナーチェンジでインテリアも変更され、コントローラーがセンターに集約された。

 スピードメーターとタコメーターの間に設定されたマルチファンクションディスプレイは、サイズが大きく見やすくなり、様々な情報を呼び出すことができる。デザイン的には奇抜な部分は何もなく、実に端正にまとめられている。このテイストを好むユーザーも多いのではと思われる。

 フロントシートは十分に広いが、センタートンネルが前後に太く通っているため、やや左足を置くスペースが狭く感じられる。後席は座面高を少し高めに設定しつつ、ヒップポイント下げて頭上空間を確保した設定となっている点もセダン系に近い。

 リアシートはダブルフォールディングで前倒しできるタイプ。アレンジ操作は、まずストラップを引きながら座面の先端を少し持ち上げ、そしてヒップ部を起こす。さらに、ヘッドレストを外し、背もたれを下げるようになる。少し段差は残るが、そこそこフラットなスペースとなる。ラゲッジフロアは比較的低めに設定されており、使いやすそうである。

 ただし、ヘッドレストを外す必要がある(しかもシートを斜めにしないと外せない)し、あくまでシートとしての機能を追求した、しっかりとしたシートが備わるため、アレンジの操作としては少々わずらわしい点もあるのは否めない。

リアシートメーターシフトラゲッジパドルシフト

内装・装備の総評

やはり、登場時から非常に高く評価されているレンジローバーのたたずまいは格別といえる。インテリアの高級感は、このようなプレミアムSUVのカテゴリーにおいても価格が如実に反映される部分といえ、その意味では、いずれも期待に応える空間を提供していると思える。BMWが、またしても新しいドライビングインターフェイスを提案している点にも注目したい。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

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