プレミアムSUV 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
いつしか「プレミアムブランド」と呼ばれる世界の自動車メーカーは、おしなべてSUV車をラインアップするようになった。
もともとこのカテゴリーはレンジローバーの独壇場だったはず。しかし、北米市場でのSUV人気を受け、世界中の自動車メーカーがこぞってSUV車の開発を急いだ。中でも、これまでSUVをつくったことのなかった、ドイツのプレミアムブランドが手がけたSUV車は、その圧倒的なブランド力を武器に、好調な販売を見せた。
BMW X5は、自らをSUVではなく「SAV(=スポーツ・アクティビティ・ビークル)」と呼ぶモデル。2007年6月に、2世代目モデルに進化した。
こちらの2代目も、大ヒットした初代のコンセプトを受け継ぎつつ、BMWが誇る新機構が随所に盛り込まれている。どちらかというとオンロードに特化したモデルであり、BMW車初となる3列シートや、アクティブステアリングが与えられた。
レンジローバーは、「砂漠のロールスロイス」と呼ばれるほどの、ラグジュアリーSUVとして長い伝統を誇る。現行モデルは2002年4月に登場。2005年7月にビッグマイナーチェジを実施し、2007年6月に一部改良され、テレインレスポンスが装備された。
トゥアレグは、フルラインメーカーを目指すフォルクスワーゲンらしく、2003年に登場。2007年5月にマイナーチェンジを実施し、エンジンが換装されたほか、デザイン小変更、安全装備の充実などが行なわれた。
日本でも人気の高いプレミアムSUVの3台の魅力を探る。
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