フォード 新型 フィエスタ1.0 EcoBoost(エコブースト) 試乗レポート/石川真禧照(3/3)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:和田清志
3気筒 1リッターターボとは思えないフレキシブルな走りに驚く
エアロパーツで武装した(これも標準)新型フィエスタへ、いよいよ乗りこむ。走り出す前にどうしても気になるのは、3気筒1リッター直噴ターボエンジンの性能だ。
エンジンスタートでアイドリング。「オヤッ? 振動が少ない」
これは4気筒エンジンレベルだ。
そして走り出した印象は、イメージとはさらに違っていた。1リッターターボ、100psエンジンはマニュアルモードの6速1500回転からでも加速するフレキシビリティ。トルクが太い。2000回転をオーバーすれば、かなり軽快に走る。
トランスミッションは前述の通りデュアルクラッチ方式の6速AT。マニュアルギアボックスをベースにしているのだが、シフトショックはまったくない。スムーズだ。ただし、難点はマニュアルシフトの操作。シフトレバーのマニュアルモードのほかに、シフトレバーの握り部分の側面に+/-のスイッチが装備されているのだ。これがとてもシフトしづらかったのが唯一の欠点だ。パドルシフトにするか、シフトのゲート操作などでも対応して欲しい。
居住空間もフロントはシートを高めにセットしても頭上の圧迫感もなく、背中から脇腹のホールドもよかった。リアはやや高めの着座だが、頭上は身長170cmまでOK。空間は広くはないが、大人2名が長時間乗っても疲れは少ないはずだ。
さらにリアシートうしろのラゲッジスペースも、奥行は600mmだが左右幅は1000~1200mmあり、床面も2段階(380/550mm)に調節できるので、実用性は大きい。
Ford Fiesta 1.0 EcoBoost(フォード フィエスタ 1.0 エコブースト) 主要諸元
全長x全幅x全高:3995x1720x1475mm/ホイールベース:2490mm/車両重量:1160kg/乗車定員:5名/駆動方式:前輪駆動(FF)/ステアリング位置:右/エンジン種類:直列3気筒 DOHC EcoBoost 直噴ガソリン インタークーラー ターボエンジン/総排気量:997cc/最高出力:100ps(74kW)/6000rpm/最大トルク:17.3kg-m(170N・m)/1400-4000rpm/トランスミッション:セレクトシフト付電子制御6速パワーシフトオートマチック[デュアルクラッチ方式]/燃料消費率:17.7km/L[JC08モード]/タイヤサイズ:195/45R16/車両本体価格:229.0万円[消費税込み/メタリック色は6万円高]
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