フィアット 新型パンダ試乗レポート/大谷達也(1/2)
- 筆者: 大谷 達也
- カメラマン:茂呂幸正
パンダに乗って出かけるときは自然と自分のオシャレにも気を遣うようになった
その初代パンダをデザインしたのが、フォルクスワーゲンの初代ゴルフも手がけたイタリアの巨匠、ジョルジエット・ジウジアーロさん。しかも、ジウジアーロさん率いるイタルデザインという会社がクルマの開発を請け負ったものだから、値段は安くてもすっごいオシャレなクルマに仕上がったのです。
デザインテイストはカジュアルでポップ。その大胆な色遣いを含めて、同じイタリアの有名なキッチン用品メーカー、アレッシィを彷彿とさせるものでした。そういえば、2003年にデビューした2代目パンダには、アレッシィとのコラボレーションモデル“パンダアレッシィ”なんていうのもありましたね。
私、実は20年以上も前に初代パンダ(後期モデル)に2年ほど乗っていたことがあります。
自分にとっては初めての輸入車だったんですが、インテリアに使われているファブリック(布)とかがとにかくオシャレで、パンダに乗って出かけるときは自然と自分のオシャレにも気を遣うようになったことをいまでも思い出します。クルマって、そんなふうに日々の生活を変える力を持っていたりするんですよね。
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