竹岡圭のドライブvol.22 アイスガード ブラックで銀世界へ(2/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
さっそく雪上をドライブ
と、クルマとタイヤが決まったところで、今回は長野県のピラタス蓼科スノーリゾートへ出かけることにしました。
雪が降り始めて間もないですから、さすがにまだ全面滑走はできないので、観光用のロープウェイがあるところに目をつけて、目的地をピラタス蓼科スノーリゾートにしました。どうせ行くなら頂上へ登ってみたいとかすぐ思っちゃったりするんですよねぇ~。
ロープウェイで上がる頂上からは、スキーで滑り降りてくることは禁止されてるんだけど、頂上に上がれるってことだけは変わりないですからね。
さて、いよいよ出発です! まずは都内から中央道をひた走り、諏訪南インターまでの高速ドライブ。道がいい具合に空いていたので、結構イイペースで走れることができました。実はあまりにスムーズに走れちゃったんで、思わずスタッドレスタイヤを履いてるってことを忘れてしまったほど。昔のスタッドレスって、ロードノイズがうるさかったり、剛性感がなかったりしたんだけど、最近のスタッドレスってすっごく静かなんだよね~。
クルマがパサートワゴンってこともあるけれど、前後席間でも余裕で会話ができるくらい静粛性が高くてビックリ。それに高速安定性もかなりのもので、真っ直ぐ走るだけならば、なんらフツーのタイヤと変わらないんです。さすがに高速でコーナリングすると、ちょっと腰が柔らかいな~とは思うけれど、怖いという領域にはまったく入らず。いやはや、スタッドレスタイヤって、すっごい勢いで進化してるんだなぁ~って、改めて感心しました。
諏訪南インターを降りたら銀世界…なワケはなく、最近は除雪作業も進んでいることもあり、日陰にところどころ残っているくらい。ところが、この微妙に残ってるところがいちばん危ないんですよ。融けたり凍ったりを繰り返していますから、ツルツルしてたりするんですわ。しかも、10m間隔くらいで、ツルツル~グチャグチャ~乾いたドライ路面~ツルツル~を繰り返すので、いちばんイヤな感じなんです。この路面の温度やμ(摩擦係数)が違うのが、繰り返されることが、いちばんタイヤにとっては大変なんですよね。
ところが、今年のアイスガードブラックは強い!刻々と変わる路面状況にも対応して、すんなりグリップが続くんですよ。ドライバーはそんなに気を使わなくても走行可能。特に氷路面での発進時のグリップ力の高さや、ここでブレーキ掛けるのはイヤだなぁ~って思わせる路面でも、フツーに踏んだだけでしっかりと止まってくれるのには驚きました。
スタッドレスタイヤのアイスバーン性能って、年々上がっているっていうけど、さすがですよねぇ。
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