【解説】新追加のグレード名は「ハイパー」!ダイハツ ムーヴがフルモデルチェンジ(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:ダイハツ工業株式会社
これまでは、やや存在感に欠けていたムーヴ・・・フルモデルチェンジで払しょくできるか
何となく存在感の薄さが気がかりであった「ダイハツ ムーヴ」。
ダイハツの軽自動車では、全高が1,700mmを超えてスライドドアを装着した「タント」の人気が高い。開口部がワイドでシートアレンジも多彩だから、目立ち度も十分だ。
2014年11月10日にはさらに背の高いウェイクも発売されて、ムーヴの立ち位置は辛い感じになってきた。しかし背の高い軽自動車では、ダイハツ ムーヴ、スズキ ワゴンR、ホンダ N-WGN、日産 デイズ、三菱 eKワゴンという全高が1,600~1,700mmの車種が、依然として中核に位置する。
前後フェンダーのデザイン変更でワイド感を強調
まず、新型ムーヴのボディサイズだが、軽自動車の全長と全幅は、すべての車種が規格枠ギリギリの寸法で開発されている。なので全長が3,395mm、全幅が1,475mmという数値は、従来型から変化はなくライバル車とも共通だ。
ところが、新型ムーヴを見ると全幅が少しワイドになったように見える。前後のフェンダー(タイヤが収まる部分)のデザインによる効果だろう。微妙な絞り込みと張り出しを付けることで、限られた寸法内でワイド感を強調した。室内幅を犠牲にしないで、こういった外観に仕上げるのは難しい。
サイドウィンドウは、ボディの後端部分で切れ上がっている。後端のピラー(天井を支える柱)が太くなるから後方の視界を確保する上では不利だが、フェンダー付近の処理と相まって、存在感と骨太感が強まった。空力特性を改善して燃費を向上させることも視野に入れ、リアスポイラーも全車に装着する。
新型ムーヴで注目は、ムーヴカスタムに新たに設定されたグレード「ハイパー」
グレード構成は、これまでのムーヴと同じく2つのシリーズを設けた。「標準」ボディと、エアロパーツなどを装着してスポーティ感覚や上質感をさらに高めた「カスタム」だ。
さらに、今回のフルモデルチェンジで注目されるのは、カスタムに「ハイパー」という仕様が用意されたこと。このハイパーは一種のパッケージオプションで、カスタムXにも、カスタムRSにも設定されている。
カスタムは、ベーシックなタイプでも十分に目立つ。フロントとリアにはエアロバンパーが装着され、メッキグリルも備わるからだ。このカスタムをベースに、LEDイルミネーションが備わるダーククロムメッキグリル、フロントLEDイルミネーションランプ、専用タイプのアルミホイール、さらに本革&ファブリックのシート生地などを加えたのがハイパーになる。
「カスタムの全車でハイパーを選べる」のがウリなわけだが、そこまでこだわるのはLEDイルミネーションランプを備えたグリルだろう。かなり妖しい(あやしい)というか、艶っぽいというか、独特の雰囲気を醸し出している。
内装もカスタムは相応に派手になり、インパネの周辺などは軽自動車とは思えない。
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