屋根とフロントガラスを取っちゃった! コペンスパイダーは超本格スポーツカーだった
- 筆者: 内田 俊一
- カメラマン:内田 俊一/MOTA編集部
毎回、アッと驚くカスタムカーを数多く生み出しているダイハツ。東京オートサロン2021にも気合の入ったコンセプトカーを出展予定だったのだが、ご存知の通り中止に。そこで、本来発表されるハズだったクルマたちを4日連続でご紹介! 初日はコペンスパイダーから。
屋根&ガラスで100kgの軽量化!その姿がスゴすぎた
「コンセプトは走りに振ったピュアスポーツです。より走りに特化したものを目指しています」と話すのは、これまでオートサロンに出典するクルマたちを手がけているデザイン部 第1デザイン室 米山 知良氏だ。ルーフのオープン機構などをなくすことで100kgほど軽量化ているという。
イメージは大昔のスポーツカーだった!?
このクルマのモチーフは1950年代のレースシーンで活躍した“バルケッタ”(イタリア語で小舟の意)にある。フィアットなどの小型モデルをベースにエンジンをチューンナップ、2座のオープンボディを纏わせ、その軽量さゆえに当時のル・マンやミッレミリアなどのレースで大活躍した。現在はクラシックカーイベントなどで気持ちよさそうに風を感じながら軽快に走る姿を見ることができる。
米山さんはそこから着想を得てリアのフェアリングやフロントウィンドウスクリーンも1/3にカットし、軽快さを強調、「景色の良いところで、風や匂いを感じながら駆け巡ってほしいですね。まさにFUN to DRIVEを味わえるクルマです」とコメント。
ダイハツコーポレート本部先行企画グループ主任の工藤真輔氏も「こういうクルマが家のガレージに1台停まっているとそれだけで明るい気分になりますよね。乗っていてもきっと笑顔になるでしょう。いまクルマは電子制御デバイスなどがクルマと人間の間に入って来ています。もちろんそういったものも非常に大事ではありますが、もっとクルマの原理的なところで直接ドライバーに訴えかけてくるようなところを、いまの時代にあえて作ってみたら結構面白いことになりました」と笑った。
このままの姿での市販化は法規などの問題で難しいようだが、コペンをベースにした更なる刺激的なモデルの登場にも期待したいところだ。
【筆者:内田 俊一】
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