あなたは何派?“ダイハツのデザインの全てが凝縮されたモデル”新型「キャスト」3バリエーション揃って登場!
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:オートックワン編集部
「コペン」「ウェイク」「ムーヴ」「ハイゼットトラック」。
これらは、昨年ダイハツが導入した新型モデル達である。
そのラインアップをジャンル分けしてみると、オープンスポーツ、スーパーハイトワゴン、ハイトワゴン、軽トラと多種多様である。
その中でダイハツは、安全性能・燃費性能・走行性能・室内空間の使いやすさといった部分を、モデルごとに新技術を導入し、多様化するユーザーニーズに対応。軽自動車ファン、延いてはダイハツファンを増やすべく、生活をより豊かに出来る車作りに情熱を注いでいる。
そんなダイハツが、これまで積み上げてきた技術と経験を盛り込んだ自信作と自負する新型モデル『キャスト』が新たに登場した。
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新型『キャスト』は、ユーザーの様々なライフシーンを想定し、ダイハツでは初となる3モデルを同時開発。バリエーションは、洗礼された都会的テイストの「キャスト スタイル」。スポーティーテイストの「キャスト スポーツ」(10月末に発売予定)。そして力強いクロスオーバーテイストの「キャスト アクティバ」。
車体は「ムーヴ」がベースとなっており、丸型ヘッドランプや曲線を多用したボディラインは3バリエーション共通。ユーザーが気負わず、長く愛着を持ってる普遍的な魅力を持てるデザインとしている。
近年の軽自動車は、室内空間や燃費性能といった機能・性能面のみならず、デザイン面でも勢いを感じるモデルが続々と登場しているが、今回発表された新型『キャスト』も、ダイハツ工業 三井正則社長曰く、「ダイハツのデザインの全てが凝縮されたモデル」と述べている。
今回、多様化するユーザーニーズに対応すべく初の試みとなったキャスト3モデル同時開発だが、これには様々な技術が貢献している。
1つ目は、昨年のコペンに代表される樹脂部品に関する技術。ダイハツでは樹脂の特性を活かしたデザイン事例を次々に提案、デザインに自由度が生まれ、スチールでは表現しにくかった立体的なデザインが可能となった。
2つ目は、世界で初めて量産化に成功した技術「Dラッピング」。これまで塗装に頼っていた2トーンカラーを、ラッピングに置き換えるこの技術は、生産面で柔軟な対応をするだけに留まらず、デザインのバリエーションを広げ、ユーザーの楽しみに繋がっている。
そして、もっとも進化した部分にデザインプロセスの変更と短期開発の実現がある。
ダイハツでは、今までのように車両コンセプトを固めてから、デザインを描き始めるのではなく、様々なデザインを先行開発し、ストック。その中から、ユーザーの価値観の変化や車両コンセプトに合わせ、候補案を選び出し、細部を仕上げていくことで、素早く商品化に繋げライン開発期間を大幅に短縮することに繋げているとのこと。
さらに3D図面データを一元的に使うことで開発から生産準備までの各ステップをスムーズ且つスピーディに進め、同社では初となる3つのバリエーションの同時開発ながら、通常よりも2ヶ月短い10ヶ月といった短期開発を実現したのだ。
ダイハツ工業 三井正則社長は新型キャストについて、「今回のキャストの開発でダイハツは、お客様に近づくための大きなステップをまた一段登ることが出来ました。お客様一人ひとりにとって毎日の生活は変化に富むまさにドラマです。そのかけがえのないドラマに登場するキャストでありたい。そんな思いからこの車名といたしました。便利さと経済性にくわえ、主役であるお客様の生活を彩る名脇役として、その名に恥じない感性・デザインを併せ持つモデル、それがキャストです。」と、コメントしている。
新型『キャスト』は9月9日より発売開始(「キャスト スポーツ」は10月末より発売予定)。販売価格(消費税込)は、122万円~164万7000円。月間5000台の販売を目指す。
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