シトロエン C5 1.6エクスクルーシブ 試乗レポート(2/4)
- 筆者: 清水 草一
- カメラマン:池之平昌信
「デカいボディに小さいエンジン」はシトロエンの伝統
C5はデカイ。
全幅1860ミリ、全長はセダンで4795ミリ。ベンツで言えばモロにEクラスというデカさを持つ。車重もセダンで1620キロだ。
パッと見も相当平べったくて、バカデカいな~と思わせる。そんなデカいボディに、たったの1.6リッターという組み合わせ。これがイイんだよね。
もともとシトロエンというメーカーは、DS以来「デカいボディに小さいエンジン」というのがひとつの伝統。最小のパワーで極上の世界を実現するのがシトロエンらしい方法論だ。C5と1.6リッターの組み合わせは、それだけでマニアを刺激するのである。
これはSクラスか!?ファントムか!?劇的改善のハイドラクティブ3プラスサスペンション
いよいよ発進だ。Dレンジに入れてソロリとアクセルを踏む。バカデカい車体は空飛ぶ円盤のごとくスス~と前進、その瞬間私は悶絶した。
「うひ~、極上の浮遊感だ~~~!」
現行C5の登場時は、乗り味がスポーティに固くなったと感じたが、さすがシトロエン。熟成が進んでウォーターベッド的なフワンフワン感が戻っている。
もともとシトロエンのハイドロ系サスは、大きなうねりをいなすのは得意中の得意、うねりカモン、道路よもっとうねってちょ!と思うほどの快楽を与えてくれたが、路面の小さなデコボコをいなすのは苦手で、首都高のジョイントでは「ドスン!」という突き上げがあった。
しかしC5のハイドラクティブⅢプラスは、そのあたりも劇的に改善され、首都高上でも極上の乗り心地を提供してくれる。これに匹敵するのは、メルセデスSクラスのエアサスやロールスロイス・ファントムくらい!
つまり、400万円台で地上最高の乗り心地が手に入るのである。スバラシイじゃないか! ボタンを押してサスペンションを「スポーツ」にすると、やや引き締まった走りになり、首都高のジョイントでは軽い「ドスン」が復活する。
首都高ではノーマル、他の高速では「スポーツ」がちょうどいい感じです。
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